Airy*Mint

　もうひと月くらいになるでしょうか、とあるネットショップを覗いては戻りを繰り返しています。
　ずっと以前から気に入って使っている食器洗い用のスポンジがいつの間にかどこの店頭からも姿を消し、大手のあそこに出店している店舗で見付け、10個ばかり纏めて買おう、とクリックしかけ、お約束の「送料」のところで手が止まったきりなのです。

　5千円と少し買えば送料無料になるのだけれど、スポンジをなんぼ10個買ったところで到底金額が届かない。他に(特に欲しくはないけれど)使える物をかき集めてみても「送料無料」にはまだ及ばない。でも10個ばかりの軽いスポンジを届けて貰うのに、この送料ってどうよ？と変な小理屈に堂々巡りしているんです。我ながら悪い癖！運送屋さんの側に立ってみれば、5gだって10Kgだって、運賃は同じだ、ってハナシなんですけどね。

　にしてもこのスポンジ、Lec激落ちシリーズの02番なんですが、シリーズの他の番号は普通にお店に置いてあるのに、なんでこれだけ無くなっちゃったのか不思議。以前のようにお店に置いてあれば、送料で悩んだりしなくて良いのになぁ。

　頼んだワケでも無いのに、大工さんのただただ純粋な「好意」で、新居にカーテンボックスが付いているのに驚いたのは、もう一昔半以上前のことです。
　ハッキリ言ってありがた迷惑も良いとこ。とは言え、取り付けてしまった以上、とっ外して持って帰れ、とは流石に言い難く。他にも幾つか迷惑「好意」があったんですが、これは上位に位置しました。

　天井からの長いカーテンはなんせ既製品では見付からず、結果カーテン生地をえっちらおっちら買ってきてミシンでテコテコ手作りしたのも酷く大変な作業だったし、汚れてくれば洗うのも干すのも大仕事。干し上がったカーテンを元に戻すのだって脚立に乗って背伸びしなくては届かないのです。あーもうっ、メンドクセー。

　何故こんなモノ付けちゃったのかなぁ？と同居人氏にボヤくと、氏曰く、当時はこの天井に付けたカーテンボックスが流行りだったから、先方はサービスのつもりだったんじゃない？だって。少なくとも自分にとってはまさに目の上のたんこぶならぬカーテンボックス。なんとかならんものかのぉ、とずっと悩みの種でした。

　でね、いっそのこと窓の外枠にレールを移動させて、一般的なカーテンの取り付け位置に下ろしちゃったらどうだろう、と。それなら既製品のカーテンを買ってきて付ければ良いのだし、あとあと洗濯も楽になるし、ね。夏用カーテンに取り替える今が絶好の機会なんだけど･･･多分実行はワールドカップの後になるだろうなぁ。

　出先の時間調整に以前は良く利用していたDソーですが、最近はすっかり足が遠退いてしまいました。
　商品のチープさへの一番の言い訳である、100円なんだからさぁ、というシバリはとっくの昔に外して既に100均ですらないし、では300円500円のプライスを付けられたそれらにはプライスどおりの価値を感じられない、という価格的な問題はさておき。

　不人気を実感したのかC国産を大幅に減らし、代わりにK国産やタイ、インド、ベトナムや、少ないながらも日本製品を並べる等の努力は見てとれるけれど、さて置かれた商品の多くが、黒とピンクのゴスロリ的なギャル向けだったりして、そもそもおばちゃんは招かれざる客なのだろうな、と売り場をまわっても楽しめなくなったこと。

　それらを差し置いても、商品のパッケージ方法に難有りで、開封して万引きされる被害防止の対策としてベタベタと貼られたテープやあり得ない数のホッチキス止めを取り除いて分別する手間もイヤなら、こすっても洗っても取れない粘着質なプライスシールを剥がす労力もイヤってのが、一番大きな要因かもしれません。

　時間潰しとはいえ店に入った以上は何か買っておこう、で要らん物を増やす悪癖から結果的に脱却出来て、自分的にはメデタシめでたしだったり♪