2006,12,31, Sunday
2006年が過ぎていきます。
楽しい事がたくさん、辛い事もそれなりに。 不都合も好都合も一つにまとめて過去に流し、 打ち払って響く除夜の鐘…穏やかな夜です。 いつも気にかけて下さる皆様に心より感謝を。 新しい年が良い年でありますように。 |
2006,12,30, Saturday
ブログに彼女の事を書く以上、最後をきちっとまとめよう。
彼女の病気を知った日からずっと心に決めていました。 書かなかったら何事も無かった様に避けて通れますが、 居る事をネタに使わせて貰ったからには、お礼も込めて 在りし日の彼女の姿を留めておきたい、と。 今日は自己の辛さを軽減すべく書き記す自己中文です。 苦手な方には申し訳ない。 小さな小さな彼女を拾った時、家には既に雄猫が2匹。 共に2歳未去勢の雄で拾った猫が雌、事態は深刻です。 小さな雌猫が初サカリを迎える前に開腹の避妊手術は どう考えてもリスクがあるような気がして、2匹の雄達に オカマ猫さんになって貰う事にしたのが、つまるところ 彼女の病気発生原因となったのだから皮肉です。 この病気、未避妊高齢雌猫に多発、と後に知りました。 随分前、胸にしこりを見付けてからは、手術をすべきか どうかと、資料を探しては検討を繰り返しました。 隣家の雌犬さんも同じ病気で手術をし、その後驚くほど 早く亡くなったのは丁度その少し前でした。 調べると腫瘍を含む部位の皮膚も筋肉もごっそり取り、 術後も再発は避けられず、一時的な回復にすぎない、 とのこと。 数年の延命を望んで辛く苦しい手術を受けさせるか、否か。選択した答えはNOでした。 動物愛護の精神、がこの選択を是とするか非とするかは知りませんが。 言葉を発しない動物と暮らす人間にこんな時出来る事は、自分がもし同じ立場だったら、 周囲に何を望むか、と考えて結論を出すことしかありませんでした。 実際の話、彼女とはちょっと似ていたせいか(家族談…)折り合いが良かった、とは言えない 仲でした。昔から雌とはどうも上手く付き合えない体質で、雌犬も雌猫も若干苦手です。 それでも家の近所で苦境に陥ってニーニー鳴いている子猫を黙って見過ごす事も出来ず、 家へ連れて帰ったものの、ちょっとスリッパが背中の毛に触ったと言ってはシャーッシャーッ とお前は勝○かっ、と呆れる様な声を上げこちらの足をバリバリ引っかく怒り方をしましたし、 他の猫たちが側に寄れば神経質に長い尻尾をパタッパタッと不快気に振りまわして威嚇し、 『縞ヘビ』やら『お縞』(極道の姉御風)やらとあだ名される、おっかない猫だったですけどね。 それも10歳くらいまでの話で、年をとってくると段々穏やかになってきて、家族に好かれる 優しい雌猫になっていき、最後数年は本当に人懐っこく擦り寄る姿を見せるようになって、 しっかり自分を印象付けて手元から去って行ったような気がします。 冷静に考えれば、縄張り争いの末強臭スプレーイングの犯行は殆ど彼女の仕業でしたし、 生来の病的な抜け毛とブラッシング嫌いの果て、家中の家具衣類に付いた毛の掃除に 泣きたくなった事もありましたし、先輩の雄2匹を猫パンチと猫キックで恐怖に怯えさせて いましたし、うん。確かに欠点の多い猫ではありました。 そういうモノを一切合財チャラにして泣かせて逝くんですから、勝手なものではありますが、 亡くなる前夜まで高齢猫用ゼリータイプレトルト食を1食⅓づつとは言え懸命に食べようと 努力した姿とか、大変な思いをしながらもトイレできちんと排泄する姿とか、よろけながら お気に入りの椅子に登る姿を見ると、自分も死ぬ時には他人の手を煩わさずかくありたい ものだと、見倣うべき気高さと性根の強さを感じたものです。 今思えば、いかにも猫らしい猫、だったんでしょうね。 どうか彼女の魂が安らかでありますように。14年間、ありがとう。お疲れ様でした。 ※写真嫌いな彼女が美しく撮れている写真、少なくともデジカメ映像にはありませんでした。 大量のアナログ写真から探し出し、スキャナを通して、と言う作業は今出来そうにないので、 ちょっとおブスな猫さん勢揃いの図、になりました。 彼女の名誉のために付け加えておきますが、実物はスレンダーな超美猫でしたよ。 |
2006,12,29, Friday
しらっとトップページに門松なんぞ飾ってありますが、
実はクリスマスも例年通りには楽しめない状況でした。 14歳の♀猫さんの乳腺潰瘍が今月半ばから悪化し、 重篤な状態になったため。 毎日そおぉっと優しく様子を見守ってやるだけでしたが、 今日の午前中、静かに猫の星に帰って行きました。 毎年ツリーを出す位置に彼女が臥せっていたので、今年は諦めて小さなツリーで代行し、 驚かす音も立てられないので、クラッカーもご法度。そうして静かに過ごした聖夜には、 思いがけず小さな奇跡も起きました。 今までの食事が摂れなくなり、苦しい中レトルトを取り出すと、『食べたい!ちょうだい!』 と頭をやっと持ち上げて食べていた毎日なのに、イブの夕食には猫又くんがいつも通りに 貰うカリカリの音を聞きつけて、餌の場所まで歩いて以前のように座っていました。 26日に遊びに来た別居Guy君には久々にたっぷり背中を撫でて貰って幸せそうでしたし、 昨夜はいつもべったり傍に居た猫又くんを邪魔だ!と猫キックで追い払う荒業も披露して ひょっとしたら少しは元気を取り戻してくれるかも、と淡い期待まで抱いてしまいましたが、 同居人氏の冬休みを待っていたかのように今朝、思ったより安らかに旅立ちました。 覚悟は出来ていたし、彼女の苦しみが長引くのも辛かったので、今は悲しむ気持ちよりも 彼女が苦しまないで済むようになった事に救いを見出しています。 動物を飼っていれば、否、生き物と暮らして行く以上、その日は常に来ると知っていても 涙無しには書けないし、頭がち~とも回りませんが。 ゴミ捨て場で手の平にすくいあげてから14年。 うまく命を繋いでもせいぜい3~4年生きる野良猫暮らしよりは、餌と寝床の心配をせずに 我が家で過ごした拾い物の年数を、きっと楽しいと感じて生きてくれたと思います。 |
2006,12,28, Thursday
そろそろ夕飯の支度にかかろうかと言う忙しい時間に、
利用しているプロバイダから電話がかかって来ました。 会社名を名乗る前にまずこちらの名前を確認するって 順序が逆だろ?と初っ端からプチッと来ているところへ 追い討ちを掛けるようにまぁ、実に不愉快な話し方の 女性からの電話。マニュアルを頭から読んでいるのか 切れ目無く、つまり相手に口を挟ませずな方針かな? 時折りこちらの相槌を待つように言葉を切り、気を使ってあげて『ハイ』と入れるとまた延々。 5分以上の電話の間『ハイ』と『そうですね』のこちらの受け以外は9割彼女の演説会です。 その昔、そうだ投票のお願い電話でこれとそっくりなのがかかって来て、その時は親切に とても聞き苦しいと忠告して差し上げたけど、そんなお節介も面倒ですし、彼女をかまって いる時間も勿体ないので、言いたいだけ言って早く終わってくれるのを待ちました。 面白いご発言がいくつかあったので。。。 『この度のお電話はインターネットのお話ではございませんのでご安心ください』 …はぃ?何故こちらが心配しているとお考えなのでございましょうか。 『グルメ番組ですとか旅行番組などもございますのできっとお楽しみ頂けると思います』 …いゃ、ゴメン。その手の番組+韓流=絶対に見ないと言っても過言でないですが。 しまいには『ご主人あたり』とのお言葉。あまりに耳慣れない言い様に『あたり、ですか』 と苦笑交じりに返事をすると『そう、ご主人あたり』と繰り返し、自分の失礼な言い草に ケラケラ笑いながら一人で受けておられる様子…アホか! こんなのの給料もプロバイダ料金から出てると思ったら、えらくブルーになってマジ速攻で プロバイダ会社変更したくなりました。責任者出て来い! 先方はこちらの資料を手元に置いて、年齢とか職業とか判る範囲のデータは知った上で 電話をかけて来ているのでしょうから『インターネットやPCに関してはチンプンカンプンな お年頃、興味のあるTV番組はグルメや旅行関連』てな図式を頭に描いているんでしょうね。 あ゛~、ひとっ括りにされてめちゃめちゃ胸くそわる~。 |
2006,12,27, Wednesday
野菜とらにゃーだちかんぞ~、ってCM、ありましたよね。
随分昔ですけど、メーカーは確かカゴメ、でしたっけ? 田舎のおっかさんみたいなオバちゃんが畑の真ん中で 都会に出てった息子か娘に向かって呼びかける、アレ。 帰る故郷の無い東京っ子には、ちょっと憧れでした。 お里が地方の知人たちは、お米だったり野菜だったり ご実家から色々送って貰えて良いな~。 と、閑話休題。 土日にまとめ買いをする習慣なのですが、一週間分の調理の下ごしらえとなると結構大変。 肉、魚類は買い物から帰ってすぐに済ませるのですが、野菜はつい先延ばしにしています。 小ねぎはキッチンバサミで細かく切って、芹とアスパラとブロッコリーはカットし軽く塩茹で、 パプリカは大きめに切り分け熱湯にくぐらせ、どれもトレイに平らに広げて仮冷凍してから、 ほど良くカチンカチンになった物を、再度ほぐしてジップ袋に小分け保存。 かなりマメにやっているつもりですが、冷凍出来ない物やうっかり処理し損ねた野菜たちを 野菜室の中でたまにへにょへにょにしてしまい、むごい事をした、と後悔します。 来年の目標その1、野菜を決して無駄にしないようにしよう! う~ん、これで何度目なんやら。。。冷蔵庫掃除の度に反省してるんですけどねぇ。 ポーさんに頂いたコメントにも書きましたが、昨日は一日中車軸を流すがごとき勢いの大雨、 今日は一転して日差しが暑いと言っても過言で無いほどの晴天と、加えて家が揺れる強風。 真冬にこの陽気では、天候不順による野菜の不作、なんてのがまた心配になってきます。 採れすぎて畑でトラクターにひき潰される野菜の映像を見せられるのも不愉快で嫌ですが、 不作で高騰した野菜を買うのに、一大決心が必要な状況も困りますから。 |