2006,09,20, Wednesday
台風の通り道からは遥か離れていたのに、
朝から蒸し暑~いイヤな強風が黒雲を連れて吹き荒れ、 家中の壁が汗をかくほどの湿気だったのは一昨日。 昨日は残暑のUターンで肌がひりつくほど暑く、 とても9月半ばを過ぎた陽気には思えませんでした。 今日は、「抜けるような」の形容詞がぴったりの青空。 待ちに待った気持ちの良い秋晴れです。 雲ひとつない空からはピシピシと紫外線が降り注いでいるに違いないので、 早い時間を予定していた外出は夕方日が暮れる頃、に変更しました。 5時半に家を出て、30分ほど掛けて被写体を探しつつ、てくてく徒歩。 日暮れが早まった薄暮の中では、タダでさえ見え難い目は珍しいものも発見できず、 カメラは結局持って行って帰って来ただけ、になっちゃいましたが。 目では収穫を得られませんでしたけれど、耳は大収穫。 リリリ、コロコロ、リーンリーン、ガチャガチャ、鳴く虫の大合唱を堪能しました。 写真のデラウェア、何の変哲も無さそうですが実は種あり。 実はとびっきり甘いのですが、見かけよりずっと大きな種をお持ちです。 育てている義母にジベラリンという薬品(種無し処理用)を頼まれているのですが、 薬品の名前を教えた私が言うのもなんですが、そんなもん使わないでくださいな。 農薬を使わない庭の作物を、もいだそのまま食べられる幸せ、今どき希少価値ですもの。 |
2006,09,03, Sunday
午前中の図書館&買い物を済ませ家に戻って
車を降りると…お隣の塀に絡む蔦に何か居ます。 殆ど同系色の緑の中にちょこんと止まっているのは、 もんのすごく綺麗なオオスカシバです。 胴体の毛はつやつやと光って、小鳥のよう。 透き通った羽と、尾の黒いブラシのような毛を 時折り震わせて静かに静かに休んでいます。 買い物を家に持ち込む作業を一旦スルーして、カメラを取りに家へ走り込みました。 玄関の鍵を慌てて開け、靴をバタバタ脱いで、階段を駆け上り、カメラを取ると、 動作を逆回しで表に飛び出します。まだ居てくれますように。。。 居ました居ました♪変わらぬ姿勢で同じ所にじっとしています。 驚かせてはいけないと、少し遠めに位置を取って何度もシャッターを押しました。 今朝方生まれたばかりでしょうか?毛艶も良く、羽にも傷一つありません。 上着の抹茶色と、黄色いボトム、間に黒と赤のベルトを付けたおしゃれな配色です。 触覚は少し青みがかってすっと伸び、いたずらっぽい目がクリッとしています。 ホバリングして花の蜜を吸うハチドリにも似た姿は何度も目にしますが、 こんなに近くでゆっくりじっくり拝見させて貰ったのは初めての事です。あ~、嬉し♪ |
2006,09,01, Friday
とほほ。ベランダの土を再生させるコーナーに
何故かヨウシュヤマゴボウが生えてきました。 液果、根茎により繁殖。。。でしょ? ベランダにまで根を伸ばせるはずはないので 誰かが種を持ち込んだに違いないのですが。 全草有毒、根には猛毒を持つ植物なのに、 一体誰が食べ残しの種を置いて行ったのかしら。 疑わしきはいつもパンくず等の餌をついばみに来る鳥たちです。 そのうちの誰かがその毒に対する耐性を持っているのでしょう。 雑草容認派の私でも、この植物は有り難くないんだけどなぁ。 あのね、何度も言うようだけど、お礼はもっと…私が喜びそうな物にしてくれません? 人間が食べられる美味しい果実の種とか、珍しい花が咲く植物の種とか、ね。 いっそのこと「本物の金」の成る木、なんかだったら尚嬉しいんですけど♪ 昨日の午後2時すぎ、久し振りに叔母から電話を貰いました。 大切な話の後、いつものように話が弾み、受話器を置いたのは2時間半後。 いや、良くしゃべった。夕飯の仕込みを軽く済ませて、電話前の仕事に戻りました。 not my job なんだけど、仕事先の担当の方への説明をするために必要かもしれないと、 3年ほど前に用意した資料がもしかして残っているかと、書類をひっくり返す作業。。。 半ば進んだ所で、地震です。カタカタとPC周りの小物や窓まで揺れだし結構長い。 あ~ぁ、やだな。。。防災の日目前にお待たせしました!って関東大震災PartⅡか? PC飛ぶかな?ガラス大丈夫かな?猫は?出先の家族は?電話してた叔母さんは? なんて程度の事を考えられる時間、わりと揺れていたように感じたのに、震度3ですって。 そんな小さいかなぁ?最近の震度計って、どこか立派な建物の中に設置してあって、 多少の揺れじゃびくともしないってオチなんじゃないよね? |
2006,08,31, Thursday
去年はどこからか庭に凶暴なスズメバチが飛来し、
表に出る時はオソルオソル扉を開ける日々でした。 アケビの葉を食草とするアケビコノハの幼虫も 無慈悲な襲撃を受け、何匹が生き残れたことやら。 成虫になっても蛾ですし。好きではないですが、 イモムシの姿の時はそれなりに愛嬌があります。 アケビコノハと言う名の通り、葉脈柄まで再現した羽がまるで枯れ葉に見える 見事な葉隠れの術を使う親の血を受け継いで、幼虫もなかなかの芸達者。 背中をモリッと持ち上げて、威嚇のための大きな目玉模様を見せつけます。 義母はこの幼虫が付いたのを見て、アケビの収穫を断念し、すべて抜き去ったそうです。 ん~。マリオのお供のヨッシーみたいで、とっても可愛いと思うんだけど。。。 大きな目玉が付いているという、ちょっとした思い上がりがあるせいか、 また随分と無防備に、他の虫や鳥に見つかりそうな所を平気で歩いています。 周りの蔓を掻き集めるよう絡みつけ、目立たぬように覆いましたが、後は運次第。 ちなみに抜き去られもせず毎年地味な花を咲かせる我が家のアケビは、 植えて10年、実を付けていません。アケビは他の種類がないと結実しないそうです。 虫が通えるくらいのご近所に、植えている方がいればラッキーと思ったのですが、 この幼虫のせいですかね?アケビを植えられているお宅は近くには見当たりません。 別種の苗をもう一本買って来て植えるまで、懐かしい味はお預けのようです。 |
2006,08,21, Monday
ジリッと肌に痛い日光の直撃を逃れられないかと、
花の水遣りと洗濯干しは、朝の早い時間に済ませます。 自分的にはせいぜい早起きしたつもりでも、 熱帯夜に勢いを付けた朝のお日様は、今朝もまた元気。 4時起きでもして、薄暗い内にコッソリ済ませない事には 強烈な直射日光から身を守る術は無さそう。 眠りたい私と火照りたくない私、明日の朝はどちらに軍配が上がるのでしょ^-^; 熱帯夜に体力を削り取られた今の体調では、お日様の一撃にくらっとしそうです。 茹だりながらの外仕事の、ほんの小さな楽しみは虫たちの来訪。 あぶねっ、と身を避けるほどの大きな音を立てて飛んできては桜の木で一休みするのは 大ぶりのカナブン。桜の葉陰を透かし見ると、光沢のある緑色がキラキラ光っています。 うぃ~~ん。みょーな抑揚の羽音を立てて洗濯物に止まったのはシオヤアブ。 こちらが恐る恐る洗濯物の位置など変えてみても、微動だにせず前を向いています。 通りがかりの虫たちの暑さに負けない元気な様子を見るにつけ、 両手でグーを作って軟弱な自分に喝を入れたりしてみます。。。暑いに変わりはないケド。 先日、渋谷の蝉の話をTVで見ました。 羽化の時に掴まる場所を探して、熱気の残る夜のアスファルトの上を歩くそうです。 もちろん、羽化前の抜け殻の姿で、です。 卵として産み付けられた時には、まだ地面や草木が辺りにあったのでしょうか。 やっと見つけたのは放置自転車のタイヤだったり、辛うじて残った草だったり。 そんな環境でも何とか蝉に羽化しようと頑張ってる。生命って凄いな。 お母さん蝉も代々木公園で産卵すれば良かったのに、と勝手な突っ込み入れつつ、 不器用に歩くTV画面の抜け殻(現時点では蝉入り)ちゃんに声援を送っちゃいました。 |