夕日
学校の裏手の小さな児童公園。
ブランコと鉄棒と砂場が散らばる空間で、
ついさっきまで一緒に歓声を上げていた友だち。

お母さんが優しい笑顔でお迎えに来ると
一人二人と手を振って帰っていく。
今日は何して遊んだの?
今夜のおかずはな~に?
楽しそうに笑いあいながら。

最後まで一緒に残って不安そうにしていた子が
お母さんのお迎えに弾けるように飛んでいく。
ちょっとだけの優越感とたっぷりの喜びに満たされて、
母親のエプロンにぶら下がるように帰っていった。

がらんとした小さな公園のブランコに一人腰掛けて、
大きな夕日が降りていくのを眺めていた。

秋の夕暮れは、すこ~しせつない。
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| ワタクシゴト::戯言 | 05:57 PM | comments (0) | trackback (0) |
 

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