Airy*Mint

山村暮鳥　聖三稜玻璃より『風景　純銀もざいく』

育った場所柄もあり、一面の菜の花なんていう壮大
な光景を目にした事はありません。TVの画面越しに
それらしい景色は見る事があっても、暖かい空気や
日光の感触といったものは伝わらず、物足りない。
是非訪れて『ほぉ～』っとしたいと思っていました。

畑のどまん中、傾斜のきつい川原、電車の線路脇等にちょっとした群落を見ても、
傍までは行けないのであの臨場感は『菜の花畑』に出かけないと味わえないもの
と思っていたのですが『一面』というにはおこがましいけれど多めに咲いていて
なおかつ近寄れる所を見つけたので、喜んで傍まで行ったんですが｡｡｡
『ん？』と引きました。臭いの。菜の花本体の匂いなのか辺りに撒かれた肥料の
匂いなのか判然としませんが、甘い想像からは程遠い、ちと嬉しくない匂い。
ちっ。菜の花は遠くに在りて思ふもの、だったか。

随分前に玉原(たんばら)ラベンダーパークという所へ遊びに行った事があります。
目的は一面のラベンダーに会いたくて、ですが飽きるほど長時間車移動して到着
は午後。おまけにシーズン終了間際で、殆ど花が残ってなかったというオチ。
一面一種類の花で埋め尽くされる羊山公園「芝桜の丘」や巾着田など、いくつか
今年のお出掛けコース予定にしていますが、見頃の見極めが難しいですね。
いつぶらっと出掛けても何かしらの花に出会えるここら辺りが無難かも。