2007,04,02, Monday
願わくは花の下にて春死なん その如月の望月の頃
西行法師さん?毎年花の頃に思い出しますが、宗教 的な思惑があるとは言え勿体ない歌だな~、と。 世はまさにこれから命のきらめきが溢れかえる季節 だと言うのに。梅や桜、色とりどりの草花が咲き競 い、鳥や虫が『生きてるって幸せ~♪』って笑った り恋したり、見ているだけでも楽しそうです。 命なんて各人がどうこう出来るもんではないんだけど、もし願って叶うものなら 最後は秋にして貰いたいな。それも晩秋。紅葉も終わって最初の雪が降る頃。 あーさぶ。これから寒くなっていくばっかりでヤだねー。って辺りでコロッと。 と、変な書き出しを『美味』に括っているのは、貝の話を書こうとしたからです。 以前に書いた貝調理の呪縛からようよう少し解き放たれて、土曜日にホタテの稚貝と ふっくら美味しそうな蛤をいつもの魚屋で買ってきて、土曜は稚貝を味噌汁に、日曜 は蛤をワインとバターと醤油とにんにくで調味してありがたく頂いたんですが、その 過程でまたちょっと切なさプラスな心境。 特に稚貝がね、形が悪いとか成長がよろしくないとかで大きくせずに間引きされた のかな?と勝手な想像しつつパッケージのビニールを外し、ガシャガシャと洗って 琺瑯のボウルに作った塩水に放った途端、パフッパフッと凄い勢いで呼吸しはじめ ちゃって。こいつらにしたら、息苦しい環境から開放されて助かった~、って感じ なのを程よく砂を吐いたところを見計らって鍋で煮ちゃうなんて、オニだよ。 美味しい物は食べたいけどココんとこがいつもジレンマ、でも菜食主義はちょっと。 色々進歩してるんだし、殺生なし、味も形も本物類似の作り物っての出来ないかな。 や、どちらもとっても美味しかったケド。 |
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
|
この記事へのトラックバック受付は終了しています。
トラックバック
|