2006,10,29, Sunday
多分ココに書いているほど虫好きではないのだ、と
誰よりも自分が一番良く自覚しているつもりです。 好き、と言うより、嫌うのを止めようと努力している、 案外、正解はそんな所かもしれません。 うんと小さい頃は図鑑のページををめくる時にも、 オソルオソルのおっかなびっくりへっぴり腰でした。 『蛾』と『蜘蛛』のページになると、紙の一番端っこをつまんで、写真に触れないようにめくり、 慌てて次のページに逃げ込んで、『カブトムシ』やら『蝶』をゆっくり眺めて楽しむ、って。 子どもの頃育った家は小さなものでしたが、今風の住宅地と違い、各家の庭はゆったり。 体が小さかったせいもあるでしょうが、庭で鬼ごっこやかくれんぼも出来たほどです。 小さい叔母と、その友だちの女の子に混じって、珍しく大人しく木の下で遊んでいる時、 ひらひらと目の前を横切っていくもの。。。『あ、ちょうちょだ~♪』と喜んで手を出した私の 後ろから冷たい声が掛かりました。『バ~カ、それガだよ!』小さい叔母と私は犬猿の仲。 ただでさえ意地悪な声が、なお憎らしく発音した『ガ』と言う音に、嫌な感覚がこもっていて、 とても悪い物なのだと認識したそれ以来、最近まで蛾は見るのも不快な大の苦手でした。 その時モンシロチョウと見間違えたのはユウマダラエダシャク。今でもかなり嫌いです。 三つ子の魂百まで。。。いや、100歳までには多分克服する予定です。頑張れ!私。 写真はアオイラガ(ヒロヘリアオイラガかな?)柿の木に付いていました。 好きとか嫌い以前に刺されると痛いそうですから、少し距離を置いて撮ったらボケました。 鮮やかな黄緑色(なのよ、実物は)に青いラインがお洒落。小花のような棘を背負ってます。 気持ちが悪いと目をつぶる前に良く見ると、手の込んだ細工物のような美しさに気付く筈。 まあ。。。嫌いな人にとってはそれって拷問だよなぁ、きっと。 |