2005,11,09, Wednesday
学校の裏手の小さな児童公園。
ブランコと鉄棒と砂場が散らばる空間で、 ついさっきまで一緒に歓声を上げていた友だち。 お母さんが優しい笑顔でお迎えに来ると 一人二人と手を振って帰っていく。 今日は何して遊んだの? 今夜のおかずはな~に? 楽しそうに笑いあいながら。 最後まで一緒に残って不安そうにしていた子が お母さんのお迎えに弾けるように飛んでいく。 ちょっとだけの優越感とたっぷりの喜びに満たされて、 母親のエプロンにぶら下がるように帰っていった。 がらんとした小さな公園のブランコに一人腰掛けて、 大きな夕日が降りていくのを眺めていた。 秋の夕暮れは、すこ~しせつない。 |