2007,01,02, Tuesday
ハレの日のご馳走としての役割りは勿論のことですが、
お正月の間、主婦に楽をさせるために、の意味合いも 確かあったという話ですよね、お節料理って。 今は出来合いを買う人の方が多いのかな~。 お正月の慣わしで仕方なく作るのでなく、好きな物が 多いので毎年作っていますが、もう本当に好物限定。 昆布巻きやなます等、売れ残りそうな物はパスです。 左列から豚三枚肉の角煮、栗きんとん、花豆の煮たの、伊達巻、蒲鉾、数の子。 右の器がお煮しめ。蒲鉾と花豆は市販品を使っています。 今年もまたお重に詰めず、小鉢を並べてのお節料理にしました。 お雑煮のおつゆを作りながら角煮とお煮しめをレンジで暖め、他は冷たいままで各自の 小鉢に盛り付ける。朝の準備はそれだけなので結構楽です。 洗い物の数は増えるけれど、塗り物のお重の隅を気にしないで済む分良いかも。 三が日くらいは何もしないでのへ~っとする予定だったけれど、年末立て込んだために 手を付け損ねた茶箪笥の中の食器整理、何となく始めたら止められなくなりました。 綺麗に洗って片付けているつもりなのに、いつの間にか奥の方の滅多に使わない食器の 糸尻やら取っ手やら内側の部分に付着してしまったちょっとした汚れをさっぱり洗い落とし、 棚板を掃除し食器を並べ直して今さっきやっと落ち着いたトコロです。 う~ん、普段からマメにしてるとこういうのをしなくても良いんだけどね~。 |
2007,01,01, Monday
明けましておめでとうございます♪…遅いですね^-^ゞ
お正月らしい、の~んびりした一日を過ごしてました。 お天気も中くらい。ピカピカに晴れるでもなく雨もなく、 穏やかでも、冬真っ盛りのキンキン冷たい空気の中、 近所の神社へ初詣の人々も気持ち少なめで静か。 賀状を書き、お節とお雑煮を食べ、だ~らだら。 年末の別れは折に触れ心をチクッと刺すけれど、相手は何事にも知らん振りな猫のこと。 人間のしきたりに縛られたんではさぞや迷惑でしょう。少しだけ自粛、おおよそ普段通りに、 の方向でお正月を迎える事にしました。 近所から訝しがられていちいち説明するのもイヤなので、玄関のお飾りも例年通りに飾り、 新年の挨拶も例年通り。ま、そんなトコで。 覇気の無いお正月になるかと思いきや、一つおっきなありがたいお年玉が降ってきました。 天皇杯優勝♪主力メンバーを大幅に欠きながら昨年に続いての快挙はたいしたものです。 リーグ優勝と天皇杯優勝、ブッフにも素晴らしい餞別になったでしょうね。 沈みがちだった気分が晴れました。選手の皆さん、ありがとうございました^-^)/ 今年の鏡餅、同居人氏のお手製です。本当にまん丸でつるっつる。意外な才能にびっくり。 今まで自分で悪戦苦闘してたのって何だったんでしょ。今後鏡餅制作担当は彼に決定です。 |
2006,12,31, Sunday
2006年が過ぎていきます。
楽しい事がたくさん、辛い事もそれなりに。 不都合も好都合も一つにまとめて過去に流し、 打ち払って響く除夜の鐘…穏やかな夜です。 いつも気にかけて下さる皆様に心より感謝を。 新しい年が良い年でありますように。 |
2006,12,30, Saturday
ブログに彼女の事を書く以上、最後をきちっとまとめよう。
彼女の病気を知った日からずっと心に決めていました。 書かなかったら何事も無かった様に避けて通れますが、 居る事をネタに使わせて貰ったからには、お礼も込めて 在りし日の彼女の姿を留めておきたい、と。 今日は自己の辛さを軽減すべく書き記す自己中文です。 苦手な方には申し訳ない。 小さな小さな彼女を拾った時、家には既に雄猫が2匹。 共に2歳未去勢の雄で拾った猫が雌、事態は深刻です。 小さな雌猫が初サカリを迎える前に開腹の避妊手術は どう考えてもリスクがあるような気がして、2匹の雄達に オカマ猫さんになって貰う事にしたのが、つまるところ 彼女の病気発生原因となったのだから皮肉です。 この病気、未避妊高齢雌猫に多発、と後に知りました。 随分前、胸にしこりを見付けてからは、手術をすべきか どうかと、資料を探しては検討を繰り返しました。 隣家の雌犬さんも同じ病気で手術をし、その後驚くほど 早く亡くなったのは丁度その少し前でした。 調べると腫瘍を含む部位の皮膚も筋肉もごっそり取り、 術後も再発は避けられず、一時的な回復にすぎない、 とのこと。 数年の延命を望んで辛く苦しい手術を受けさせるか、否か。選択した答えはNOでした。 動物愛護の精神、がこの選択を是とするか非とするかは知りませんが。 言葉を発しない動物と暮らす人間にこんな時出来る事は、自分がもし同じ立場だったら、 周囲に何を望むか、と考えて結論を出すことしかありませんでした。 実際の話、彼女とはちょっと似ていたせいか(家族談…)折り合いが良かった、とは言えない 仲でした。昔から雌とはどうも上手く付き合えない体質で、雌犬も雌猫も若干苦手です。 それでも家の近所で苦境に陥ってニーニー鳴いている子猫を黙って見過ごす事も出来ず、 家へ連れて帰ったものの、ちょっとスリッパが背中の毛に触ったと言ってはシャーッシャーッ とお前は勝○かっ、と呆れる様な声を上げこちらの足をバリバリ引っかく怒り方をしましたし、 他の猫たちが側に寄れば神経質に長い尻尾をパタッパタッと不快気に振りまわして威嚇し、 『縞ヘビ』やら『お縞』(極道の姉御風)やらとあだ名される、おっかない猫だったですけどね。 それも10歳くらいまでの話で、年をとってくると段々穏やかになってきて、家族に好かれる 優しい雌猫になっていき、最後数年は本当に人懐っこく擦り寄る姿を見せるようになって、 しっかり自分を印象付けて手元から去って行ったような気がします。 冷静に考えれば、縄張り争いの末強臭スプレーイングの犯行は殆ど彼女の仕業でしたし、 生来の病的な抜け毛とブラッシング嫌いの果て、家中の家具衣類に付いた毛の掃除に 泣きたくなった事もありましたし、先輩の雄2匹を猫パンチと猫キックで恐怖に怯えさせて いましたし、うん。確かに欠点の多い猫ではありました。 そういうモノを一切合財チャラにして泣かせて逝くんですから、勝手なものではありますが、 亡くなる前夜まで高齢猫用ゼリータイプレトルト食を1食⅓づつとは言え懸命に食べようと 努力した姿とか、大変な思いをしながらもトイレできちんと排泄する姿とか、よろけながら お気に入りの椅子に登る姿を見ると、自分も死ぬ時には他人の手を煩わさずかくありたい ものだと、見倣うべき気高さと性根の強さを感じたものです。 今思えば、いかにも猫らしい猫、だったんでしょうね。 どうか彼女の魂が安らかでありますように。14年間、ありがとう。お疲れ様でした。 ※写真嫌いな彼女が美しく撮れている写真、少なくともデジカメ映像にはありませんでした。 大量のアナログ写真から探し出し、スキャナを通して、と言う作業は今出来そうにないので、 ちょっとおブスな猫さん勢揃いの図、になりました。 彼女の名誉のために付け加えておきますが、実物はスレンダーな超美猫でしたよ。 |
2006,12,29, Friday
しらっとトップページに門松なんぞ飾ってありますが、
実はクリスマスも例年通りには楽しめない状況でした。 14歳の♀猫さんの乳腺潰瘍が今月半ばから悪化し、 重篤な状態になったため。 毎日そおぉっと優しく様子を見守ってやるだけでしたが、 今日の午前中、静かに猫の星に帰って行きました。 毎年ツリーを出す位置に彼女が臥せっていたので、今年は諦めて小さなツリーで代行し、 驚かす音も立てられないので、クラッカーもご法度。そうして静かに過ごした聖夜には、 思いがけず小さな奇跡も起きました。 今までの食事が摂れなくなり、苦しい中レトルトを取り出すと、『食べたい!ちょうだい!』 と頭をやっと持ち上げて食べていた毎日なのに、イブの夕食には猫又くんがいつも通りに 貰うカリカリの音を聞きつけて、餌の場所まで歩いて以前のように座っていました。 26日に遊びに来た別居Guy君には久々にたっぷり背中を撫でて貰って幸せそうでしたし、 昨夜はいつもべったり傍に居た猫又くんを邪魔だ!と猫キックで追い払う荒業も披露して ひょっとしたら少しは元気を取り戻してくれるかも、と淡い期待まで抱いてしまいましたが、 同居人氏の冬休みを待っていたかのように今朝、思ったより安らかに旅立ちました。 覚悟は出来ていたし、彼女の苦しみが長引くのも辛かったので、今は悲しむ気持ちよりも 彼女が苦しまないで済むようになった事に救いを見出しています。 動物を飼っていれば、否、生き物と暮らして行く以上、その日は常に来ると知っていても 涙無しには書けないし、頭がち~とも回りませんが。 ゴミ捨て場で手の平にすくいあげてから14年。 うまく命を繋いでもせいぜい3~4年生きる野良猫暮らしよりは、餌と寝床の心配をせずに 我が家で過ごした拾い物の年数を、きっと楽しいと感じて生きてくれたと思います。 |