2001,05,26, Saturday
一昨年の秋、彼は我が家にやって来た。
差し上げた鈴虫のお返しにと、3匹頂いた幼虫の中の1匹。 うち2匹のメスは成虫になり損なって、さなぎのまま短い一生を終え、 一匹遅れて幼虫のまま冬越しした彼は、春、立派なオスのクワガタになった。 どこか外国の産かもしれないので外へ放す事もはばかられ、 当然おいそれと嫁が来る訳もなく、ずっと独身生活のクワ君。 我が家のオバカな飼い猫に襲われるのではとの心配から、 湿度高、温度高、鍵付き一戸建てのバスルーム内に置いた、 大きめのプラケースの中で、バナナと昆虫ゼリー三昧の生活を送っていた。 粗忽な飼い主が、風呂のふたごとケースをお湯に落とす大惨事がなければ、 それなりに幸せな人生を送れただろうに。哀れ風呂水の藻屑となり・・ どーにか運良くそんな事態に陥らずに済みました。 転落の瞬間、大きなバナナの下敷きになり、体はベトベト。 昆虫マットまみれになって飼い主も真っ青になったけれど、 幸いクワ君は今日も元気で活動しています♪ 迷惑な飼い主でゴメンm(_ _)m。長生きしてね。 |
2001,05,23, Wednesday
生き物が大好き。
犬・猫に限らず、哺乳類全般、魚類、鳥類、爬虫類、そして昆虫。 キッチンにたまに遊びに来てくれる黒いカサカサ君、並びに 人サマの庭に勝手に網を張る蜘蛛さんとは相性が悪いみたいだけど、 他はまぁ、出会った範囲の方々とは概ね仲良くなれそうな気分。 ある遠い日の校庭、給食を済ませたお昼休み。 桜の木陰にしゃがみこんだまま動かない小ちゃな女の子だった私。 地面に落ちていた毛虫を拾って掌で転がし、微笑まで浮かべて。。。 本気で毛の生えた小さな可愛い生き物だって思い込んでましたもん。 時折り空いた方の指で、猫のような毛並みを優しく撫でたりして。 パタパタと足音が聞こえて、後ろに立ったのは転校生の女の子。 私を気に入ったのか、事ある毎に何かと寄って来るやきもち焼きさん。 他の女子と手を繋げば、間に割り込んで私の腕をつねったり(陰湿~) 他の子と話しているだけでもぷっとむくれるかなり重たい系。 でも相手は転校生。慣れない学校で淋しいだろうから仲良くしなくちゃ。 「ねぇ、何してんのぉ?」ってお聞きになるもんだし。。。 毛虫を持った手を彼女の前にパッと開いて、 「可愛いでしょ?」とに~っこり同意を求めた途端、 彼女は奇声を発して今来たコースを走り去って行きましたとさ。 毛虫を触る私=毛虫族の人間、乃至は毛虫そのもの、と思ったらしく、 それ以来二度と近くに来る事はなくなり、メデタシメデタシ。 ほっとした反面、みんなに事の経緯を話してくれたらしく、 それから私が転校するまでのその学校での1年間、 女友だちが半分くらいに減っちゃったというおまけも^-^; それから数十年経ちましたが、生き物好きは不変です♪ 鳥が飛べば立ち止まって空を見上げ、野良猫さんに会えば座り込んで話しかけ、 トカゲが走れば草を掻き分けて追いかけ、幼虫を見れば[こちら]で調べます。 あ。ちなみに上記サイトの入り口にはこんな注意書きがあります。 ご注意:芋虫,毛虫の類が嫌いな人は,ご覧にならない方がいいかもしれません |