2007,06,08, Friday
一昨日あたりからどこか家の近い所で動物の鳴き声が
聞こえているのに気が付いていました。 キュウキュウともピーピーとも聞こえる声を耳にし、 お隣の犬が仔を産んだのかしら、とか、この時期に 巣立つ小鳥の雛かな、と思っていたのですが。 良く良く耳を澄ましてみると、どうも猫の声っぽい。 窓から外を覗くと、黒い猫と目が合いました。 まだ小さいと言って良いような、若い猫。窓越しにこちらを睨んで威嚇しています。 東側との境の塀から下を見下ろして、隣家の犬に吠えられながら途方に暮れている 様子が見て取れます。「ああそうか。お隣の家の物置き辺りで仔を産んでしまったに 違いない。犬が吠えるので自分の餌探しが出来ないのかもしれない」 一瞬で声の謎が解けた気がして、猫又氏の餌を少々分けて貰って小さな容器に入れ、 彼女が立ち往生している、家の裏の方へ急いで向かいました。 人の姿に驚いた彼女は、さっきより一層猛り狂って唸り声まで上げています。 刺激しないように餌の音を聞かせつつ小さな声で話しかけましたが、気分が収まる 素振りもなく、さっきまで隣家側を向いて悩んでいたのに、今度はこちら側の地面を 塀の上から心配そうに見ています。アレ??? 黒猫に視線を向けたまま4~5歩進んだ辺りの少し前方で、足元の草がガサガサ音を 立て、何かが動きました。 へ?と見る間に小猫が素晴らしい猛ダッシュで、北側隣家へ飛んで逃げ去って行き、 母猫さんは塀から飛び降りて西側へ走り去り、餌の容器を持ったまま呆然とした奴が 一人、ポツンと残されました。何か間抜けな光景^-^; 見るからに大きく育った小猫でしたから、余計な助けは必要なさそうです。 想像するに、小さな母猫が大きな小猫を咥えて移動の際に、何かの弾みで落とした、 が正解じゃないかと思っているんですけどね。 驚いたでしょうが、垣根越しに見える小猫の様子は外傷も無く元気そうなので一安心。 黒いちっちゃな母猫さん、小猫の一人立ちまではあともう少しだよ、頑張ってね~。 …ふと。同時期に子育てをするママ仲間のような気分になった一瞬でした。 |