廃家電の行方
みかんの皮壊れたテレビ、CDラジカセ、ミシン、パソコン、コンポ等、
使われなくなった家電製品を引き取る、とスピーカーで
呼びかけながら、道路をゆっくり流して行く軽トラック。
大抵の地域で1台かそこらは回ってるんじゃないかな。

随分前から気になって気になって気持ちが悪いのは、
『お金は一切かかりません』といううたい文句です。

ガソリン代も、車のメンテナンス代も要るだろうし、タダでは日当も出ないのに、何故?
運転&回収を一人でこなすのはボランティアではテコでも動かなさそうなイカチイおっさん。
彼らの収入源は何なのかの疑問、ニュースの特集を見てなんとなく合点がいきました。
例によって夕飯の支度片手間にちらちら目と耳を走らせただけで入手した情報なので、
どこまで自分が把握しているかは非常に怪しいんだけど、何となくこんな感じらしい。

業者が回収してきた廃家電を持ち込むのは、とある大手の廃家電回収業者。
そこでは外見上の大きな破損でも無い限り、故障の有無も、年式の古さも問われず、
品物ごとに決められた基準の価格で一律に引き取られる。
そのまま倉庫に区分けして積み上げられた家電は、外国のバイヤーに買い取られ、
コンテナに詰めて海外に送られ、現地で修理されたうえ中古品店で売られる。

とまあ、ごくごく大雑把に端折るとそんな感じ。番組では確かフィリピンの例を紹介していた。

日本人ほど物を早くゴミにしてしまう国民はいない、な話が出ていて胸がチクリとしたけれど、
確かにね、壊れた家電を修理に出して直すより新品を買った方が割安、なんて変テコな事や
修理に出したり戻ってきたりに伴う煩わしさや、年々省エネや使い易さが向上する新製品、
となると余程愛着がある品でもなきゃ、買い換えちゃうのが人情かもしれませんよね。

ところで、『家電リサイクル法案』とやらで購入時に上乗せされるようになった金額って、
このケースではどういう意味を持つんだろう、ってホンワッと疑問がわいてきました。
買った品物が将来リサイクルされる事を前提に、先に諸費用を払う、みたいな事ですよね?
修理して売る=リサイクルだが、修理しないで売る=リユースなのでと説明されていたけど、
えーっと。その際、前払いで受け取っているはずのリサイクル費用は誰のものになるの?
いや、政治経済まるっきり疎い人間なもんで、も少しヤサシク解説してくれないと判らん。
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| ワタクシゴト::電脳 | 09:30 PM | comments (0) | trackback (0) |
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