2006,11,05, Sunday
昨日の猫又殿のお話に、書き忘れた続きがありました。
ずっと以前から、ストーブを買い換える際のチョイスの 決め手は、なるべく猫の乗り心地が悪い物、です。 天面が小さく、正面からスイッチが見えるタイプなら 上に乗られてスイッチを押される危険性が減るだろうと。 暖めるリビングの大きさの割には小さめの物を一つと、 上に薬缶を乗せる旧式タイプを併用して使っていました。 数年前古いファンヒーターが壊れて買い換えた時、うっかり買ったのが写真のもの。 大きくて一台でもまるまる暖めてくれるし、タンクが大容量なのも魅力。つい手が出ました。 一番大事な約束事を失念していたのに気付いたのは、購入後間も無くのことです。 適度に熱を持った天面は、猫たちのポンポンをほど良く暖めてくれるんでしょうね。 二匹並んでクルンと丸くなってお寝みになり、スイッチを押す指の入る隙もありません。 透明で幅の太い接着テープを裏返しに敷き詰めたベタベタ作戦も試してみましたが、 人伝に聞いたほどの効果も無く、チャレンジされるうちに粘着力が落ち、早々に作戦失敗。 おまけに灯油を入れる際こちらの手もべたつくし、何より見栄えがあんまりにも哀しい。。。 結局背面の壁にフックを付け、3cm間隔のワイヤーネットを可動出来るように取り付けて、 ファンヒーターの天面を斜めに覆う形にして飛び乗れないようにする、に落ち着きました。 あんまり格好良いモンじゃないけど、危険防止のためには許せるギリギリの線です。 洗濯物が干せない天気の時には、靴下くらいなら干しておけるし。。。 で、上に乗られる問題はとりあえず回避できたと一安心していたある日の事。 タイマーをかけたわけでもないのに、朝起きて階下に降りると部屋が暖かかったり、 買い物から帰ると室内が暖かい、という事が頻発しました。独りでにスイッチが入るなんて 寒がりの身にはある意味嬉しい事だけれど、もちろん危険極まりないこと。 買ったばかりで故障するなんて、ハズレだったね。修理に出さなきゃ、なんて思っていたら、 スイッチを点けて下さったのは実は猫又殿。乗って押す、ではなく人がするのと同じように 肉球で上手に押していました。こやつは常日頃人のする事を穴の開くほど見ているので、 どのボタンを押せば暖かくなるのかをちゃんと把握していたようです。猫又オソルベシ。 小さい子も居ないのに、チャイルドロックが必須になりました。 家人の寝静まった夜更けに勝手に炊飯器を開けてご飯を食べちゃう犬とかTVに出て、 人様のおうちの事なら笑ってしまいますけど、動物のあまり小器用なのも良し悪しですね。 お利巧ね、と褒めたい気もしなくはないですが。 |