13日の金曜日
紅白の紫蘇クリスチャンでもないのに気にするのはおかしいかな?
と思いつつも、何となくイヤな並びじゃないですか。
18日の日曜日も、25日の水曜日も同じ筈なんだけど。

今を遡る20数年前のお子様時代(いや、嘘ですてば)、
もの凄いトラウマを感じる事件があったんです。
私の13日の金曜日恐怖症の根っこは多分ココ。

時は夏真っ盛り。いつものように真っ黒になって遊び回り、家に戻ったのは夕暮れ時。
普段なら家人の誰かは帰っている時間なのに、珍しくその日は全員不在でしたが、
鍵っ子だったσ( ̄ー ̄ )は、平然と玄関の鍵を開け、家人の帰宅を待っていました。

TVを見たり、冷蔵庫を漁ったりして小一時間待ちましたが、誰も帰る気配がありません。
そのうちに急に外が暗くなったと思う間も無く、凄まじい夕立が始まりました。
いきなり大きな雷鳴が轟き、室内は真っ暗。どこかに雷が落ちたか、停電です。
台所の茶箪笥に入っているろうそくとマッチを取りに走り、慌てて火を付けました。
家族もどこかで雨宿り中なのか一向に帰ってくる気配も無く、心細さがどんどんつのります。
イヤだな~、早く誰か帰って来ないかな~、とバクバクする心臓の音を聞いているうち、
鼻の下に何か生暖かい物を感じました。「?」手でぬぐうと。。。鼻血ですT-T
今度は薬箱に走って行き、脱脂綿を丸めて鼻の穴に詰め込み、ソファに横になりました。

部屋の窓から外を見やると、遠くに見える鉄塔が稲光をバックに浮き上がって見えます。
大魔神やらゴジラやらがその鉄塔の向こうからズシンズシンと迫ってくる気がしてきました。
鼻血と涙で顔がぐしゃぐしゃ。「モーダメダー」と全てを諦めかけた時(子どもだから短絡的)
玄関が開いて、ずぶ濡れの叔母が駆け込んできました。彼女が女神様に見えましたよ。

しがみついて言葉にならない事情説明をぐだぐだとした後、やっと電気が点き、
鼻血の始末をして貰い、お風呂場に連れて行かれ、丸洗いされてどうにか落ち着いた頃、
「13日の金曜日だからね、ツイてなかったね」と笑いながら叔母が言った一言に、
その組み合わせは嫌な事が起きる日なんだ、って、インプリンティングされたようです。
今になっては笑い話の懐かしい思い出ですけど、少しだけ恐怖心残ってます^-^;
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