2006,08,31, Thursday
去年はどこからか庭に凶暴なスズメバチが飛来し、
表に出る時はオソルオソル扉を開ける日々でした。 アケビの葉を食草とするアケビコノハの幼虫も 無慈悲な襲撃を受け、何匹が生き残れたことやら。 成虫になっても蛾ですし。好きではないですが、 イモムシの姿の時はそれなりに愛嬌があります。 アケビコノハと言う名の通り、葉脈柄まで再現した羽がまるで枯れ葉に見える 見事な葉隠れの術を使う親の血を受け継いで、幼虫もなかなかの芸達者。 背中をモリッと持ち上げて、威嚇のための大きな目玉模様を見せつけます。 義母はこの幼虫が付いたのを見て、アケビの収穫を断念し、すべて抜き去ったそうです。 ん~。マリオのお供のヨッシーみたいで、とっても可愛いと思うんだけど。。。 大きな目玉が付いているという、ちょっとした思い上がりがあるせいか、 また随分と無防備に、他の虫や鳥に見つかりそうな所を平気で歩いています。 周りの蔓を掻き集めるよう絡みつけ、目立たぬように覆いましたが、後は運次第。 ちなみに抜き去られもせず毎年地味な花を咲かせる我が家のアケビは、 植えて10年、実を付けていません。アケビは他の種類がないと結実しないそうです。 虫が通えるくらいのご近所に、植えている方がいればラッキーと思ったのですが、 この幼虫のせいですかね?アケビを植えられているお宅は近くには見当たりません。 別種の苗をもう一本買って来て植えるまで、懐かしい味はお預けのようです。 |