2006,08,11, Friday
10年ほど前から、もの凄く食の細い人になりました。
20代の頃は、一食がラーメンと餃子と炒飯だったり、 カツ丼とカレーライス、なんて恐ろしい食事をしたり、 家でも大振りの丼タイプ茶碗でご飯を食べるのが なんでもない普通のこと、の大食漢でした。 学生の頃の記録はご飯茶碗6杯の白米。 炊飯器が空っぽでそれ以上お替りが出来なかったので。 体重は当時の方がずっと軽くて40キロ以下。(身長は今と変わらず) 今はひよこの餌くらいしか食べないのに、7キロほど増えちゃってます。 代謝が衰えたのか、運動不足か、お腹は殆どすかなくなったのに、 家族の食事時間に合わせて少量を口にする程度でもしっかり体重維持。。。フクザツ。 三度のめしより、料理を作る方が好き、の体質に変わったようです。 食材のまとめ買いから始まる、お料理のプロセスが実に面白い。 週の大まかな献立を立てても、「○○で無くてはならない」は一切なしで、 冷蔵庫の食材と相談しつつ、流動的に料理を考えていくのはパズルのようです。 反面、とても苦手になったのが外食。 上述したように食が細くなったので、一人前を食べきらないのが悔しいから。 高齢者用にお子様ランチ風のものを用意しているお店もあるようですが、 残念なことにそれを注文できる年齢資格にはまだまだ達していません。 あれって10も20も多くサバを読んで、若く見えるが高齢者だ!って言い張ったら、 証明書見せろって言うんでしょうか?まだ試したことは無いですけど。 まったく知らない人と食事を共にするシチュエーションも嫌なことの一つです。 都内の、腕が触れそうにテーブル間隔の狭いレストランで、 隣のテーブルに座った方がくちゃくちゃ音を立てて食事する横では いくら美味しい料理を並べられても気持ちが悪くなるだけです。 ファミレス等に乳幼児を連れて来るのも勘弁して欲しいことの一つ。 子どもに店内を走りまわらせて平気でおしゃべりしているお母さんは論外ですが、 何より困るのは小さい子の泣き声。母性を刺激されて、胃がギュッと縮まります。 「そこの女性の方(お母さんである必要は特にない)、私はお腹がすいています。 (もしくはオムツの中が不快だ、または熱っぽくて体調が悪い、等々) あなたの食事(または睡眠etc.)は後回しにして私の面倒を見てください」 乳幼児の泣き声にはきっとそういう意味があるのだと思っているので。 余談ですが。。。数年前、某大手スーパーの店内の軽食コーナーでのこと。 買い物で疲れて一休み中の私の横に、可愛らしい若いママが座りました。 抱っこされている、生まれて間もないような赤ちゃんがむずかっているので、 「小さな赤ちゃんを人混みに連れて来ちゃマズイでしょーに」と思って見ていたら 彼女、こちらを向いてにっこり花のように笑いました。 どこへ行っても可愛らしい赤ちゃんと可愛らしいママのセットは賞賛を浴びていて、 苦く思って見ている人なんてこの世には存在しないと思っているようなキラキラ笑顔。 それからおもむろにむずかる赤ちゃんを私との間に寝かせて。。。オムツを外しました。 「え?え?ここって食事する場所だよ、他の人もほら、ラーメンとか食べてるんだよ」 私は叫びました。(もちろん心の中で)手にしたコーヒーカップを取り落としそうになりながら。 幸いオムツの中は無事。<しっかりチェックした自分がイヤ。 彼女はまたに~っこりと笑いながら新しい紙オムツを取り出して交換し。。。 私がコーヒーを飲み終わるまでの短い間に、彼女は一連の作業を2度やりました。 こわばった笑顔を浮かべつつ私が席を立った後に座った人が、 彼女に酷い言葉を投げたりする人でなかったら良いのですが…って今更ですが。 |