2006,06,15, Thursday
猫を飼っていない期間が人生の1/4以下で、
今まで数多くの猫たちと寝食を共にしてきたのに、 残念ながら猫語の習得にはまだ至っていない。 人間同士ならたとえお互いの母国語が違っていても 長く暮らすうちには片言くらい理解出来そうだけどね。 何を言っても猫の耳に念仏、何度も同じ悪さをするし、 もちろんこちらも何を言われているのやら理解不能。 言わぬが花、否、聞かぬが花の部分も相当ありそうだけど。 ◎フロ 完全家飼い制なのでお風呂は基本的になし。 前の家で試しに庭に出した後に爆発的な蚤の発生にあい、 人・猫共に恐ろしい経験をして以来、猫は~うち。 若猫の頃、うっかり勢いで脱走した時は即風呂場に強制送還。 離せ~、やめろ~、助けてくれ~、を押さえ込んでの丸洗い。 毛が体にヘタリ付き、3割がた小型化の濡れ猫になって それはそれで可愛いけれど、高齢猫にあの荒行は無理。 唯一出して貰えるベランダでゴロゴロ転げた後は タオルでゴシゴシした後ブラッシング。 一匹はブラッシングが大嫌いで、梳かれている間中機嫌が悪く、 「よし」と聞くと脱兎のごとく手元からすり抜けていく。 方や「もう良いよ」と言っても櫛に擦り寄り催促する大のブラッシング好き。 櫛を手にしたのを見るが早いか、膝に向かって突進してくる。 ◎メシ 朝、夜2回。主食はシニア用+FUS対応+室内猫向けカリカリ。 飼い主の気まぐれで日によってレトルトか缶詰の事もあり。 毎朝寝室のドアの前で「朝飯まだかのぉ」と急かせたり、 人間の夕飯の支度が出来たのを見て「わしらの分はまだ~?」 と、三日も食事を貰っていませんみたいな声で鳴く担当者は♂君。 彼は子猫時代に、餌を「ぐわん」と教わってからずっと、 「餌頂戴」の時に呼びかける鳴き声は語頭を強調した「ぐ~わん」 飼い主バカではないつもりだけど、これだけは本当にそう聞こえる。 最近惚けが入っているのか、食べてすぐでもそう鳴くのが欠点だケド。 ♀さんは寡黙。自分が騒がずとも餌は出して貰えるので、黙って食べ尚且つ早食い。 ぺろりと自分のトレイを平らげ、♂君を押し退けて残りを強奪する。 取られた方は取り返す勇気もなく、じと~ぉっと哀愁漂う目で訴えかけ、 ったく…だらしがねぇ、と言って誰かが助力するのを待っている様子。 ◎ネル ま、寝子だから。1日23時間寝るって説もあるほどで。 お気に入りの寝場所は決まっていて、お互いの領域は不可侵条約があるらしい。 友人のPC、蓋を開けたら猫の毛が溜まっていたと言う話を聞いて以来、 PCのある部屋(つまり我が家の場合、各個室兼寝室)は基本立ち入り禁止。 1階のリビングを含むスペースと、階段上のフロア、小屋裏が彼らの主な寝場所。 寒い時は2匹でくっつき合うようにヒーター前の特等席に陣取り、 暑い時は冷風の通り道を探しては、フローリングにお腹を付けて寝ている。 何故かいつも一番居心地の良い場所を占領しているように思うんですけど。 …階段の腰壁の上で寝るのは、危険だと思いますゼ。>写真 |