2005,01,03, Monday
クリスマス休暇の観光客で賑わうアジアの国々に降りかかった大災難。
美しい景観の温暖なビーチで楽しんでいた人々の笑顔を一瞬に掴み取った波。 実態が明らかになってくるにつれ、甚大な被害状況に目を覆いたくなる。 被災地が観光地だけに、様々な国の人々が犠牲となってしまったこともあり、 水着姿で身に付けている物も少なく、犠牲者の国籍の特定も難しいとのこと。痛ましい。 日本で地震が起きれば、その後必ず「この地震による津波は」という警告が付随する。 子どもの頃読んだ本に、海沿いで地震にあったら何はともあれ高台に避難、とあった。 今回も地震に続いての急激な引き潮の意味を理解できていたら、 死亡者が10数万人などという恐ろしい事態を招かずに済んだかもしれない。 もっとも目の前のタプタプと揺れている波のせいで地震に気付かなかったかも知れないし、 誰かが「逃げろ」と言ってくれても、周囲の外国人の言葉は理解できないから、 自分がその場に居たらやはり被害に遭っていただろう、と自然の獰猛な力に怯える。 今はただ、少しでも多くの人々の救出を祈り、不幸にも亡くなられた方々のご冥福を祈り、 残されたご家族の哀しみや、避難生活を送る人々の苦しみが長く続かぬようにと祈るのみ。 |