2001,06,05, Tuesday
いつも行く図書館のエントランスから駐車場へと降りていく、
たった3段のタイル張りの階段で転倒した。 転んだ、という柔らかさではなく、けッ躓き、見事な勢いで地面に飛び込んだ形。 急に暑くなったその日、履きなれたスニーカーを脱ぎ、 バックストラップのサンダルに履き替えたばかりだったせいかもなぁ。 元々良く転ぶヒトでもあり、慣れているから転び方が実に上手(妙な自画自賛)。 転んでも滅多に怪我はしないし、よしんば怪我をしても山猿だったから多少は平気。 光って見えなかった鉄条網に走って突っ込み、膝をざっくり抉り、 勢いが付いてカーブを曲がり損ねて地面についた手の平に3cm角の薄い石が刺さり、 カンカンに凍った道路で勢い良く尻餅を付き、尾てい骨をしたたか打ち、 駅の階段で自分のズボンの裾を踏み、逆立ち状態で倒れこみetc. 数え上げていったらレポート用紙の表裏埋まりそうなほどの、要は粗忽モノ。 それでも切り傷擦り傷どまり、一番の重症は跳び箱ともつれ合って落下した時に、 脛の骨が小さく欠けて出来た鼠、という我ながら呆れる頑丈さ。 だけど、今度はちょっと酷かったみたい(どこからか年のせいだという声が。。。) 倒れたまましばらくは痛くて口も利けず、じっとして座り込んでいた。 当然すぐに助け起こしてくれるものと信じていた同居人氏を見ると、彼は… 談笑しつつ歩いていた相方が突然目の前から姿を消したことに驚愕し、 3mほど先の地面にぺったりと崩れ落ちた体勢に『間違いなく骨折』と確信したらしい。 下手に触って悪化させてはと思ったとの事で、手も差し伸べず熊の様に周りをうろうろ。 やっと声が出るようになった私の「手ぇ貸してくれよぉ」の声にはじめて我に返り、 実にそおっとそおっと羽交い絞めで起こして下さった。 ォイヲイ、お姫様抱っこで車まで運んでくれる(自分の想像図)んじゃないのかよ! シートに座って破れたズボンの裾を引きずり上げ、コワゴワ負傷箇所の確認。 ありゃりゃ、こりは人間の皮膚の色じゃないわね、って感じで早くも腫れ上がった膝。 他には肘と手の、擦り傷と打ち身による内出血。 それから体の衰えを自覚した事による心的外傷が少し。 その足で薬局に寄り、ヒールキットを一式買い揃え(消毒液、包帯、絆創膏、湿布薬) 車に戻って応急処置を済ませてから、肩を落として家に帰った。 図書館の後予定していた買い物やお散歩がボツになった事がショックで。。。 階段の上り下りや、家事に多少の差し障りがあるけれど、結局医者へも行かず、 普段より少しだけ慎重なスローペースで毎日ツツガナク過ごしておりまする。 痛い、とか格好悪い、とか動き難い、とかのマイナス点を除けば、良い事もある。 だってさ、自分が転んだときのつぶれたカエルのような格好を思い出す度、 下手なドツキ漫才見るより面白かったな、ってげらげら笑えるもん♪ ※ハイ、これ書いている最中も、涙出るほど思い出し笑いしてます^∇^ |