2006,10,17, Tuesday
その昔、『こんぴゅーた』と言う物に初めて触れた時、
そいつと私はタイトルのような言葉で対話していました。 経理の事務員さん、になるつもりで受けた面接の席で、 その小さな会社の担当者から突きつけられた要求は、 『体調を崩して辞めた前任者の後継をやる気はないか』 出来ない、と言うのが苦手な向こう見ずの口からは、 『はい、やります。やらせてください!』ですと。オバカ。 今の時代のようにPCスクールで勉強して、一通りの所は押さえたうえで就職、 等というシステムがその頃にあったのか無かったのかも今となっては判りませんが、 会社も自分も、お互いそんな悠長な事はしていられない差し迫った状況でしたから、 入社したその日から、空調の効いたコンピュータルームが私の職場になりました。 とは言え、前任者は体調を崩して既に辞めている<教えてくれる人は居ないって事です。 販売会社から急遽担当者が派遣されて来て、一応の使い方を説明してくれましたけど、 『んなもん判るわきゃねーだろ!』と席を立ちたい気持ちを抑えるのでいっぱいいっぱい。 雇われる方も無茶だけど、雇ってくれた会社の勇気も、今思えば相当のものです。 少し理解していた数人の先輩社員と、分厚いマニュアルとサンプルプログラムを頼りに、 見よう見まねで数年間、どうにか乗り切りました。若いからあんな無茶も出来たんですね。 今だったら初めての事にあんな風に立ち向かうなんてとても無理。ちょっと寂しいです。 |
2006,10,16, Monday
11日から始まった左の首から肩甲骨にかけての痛み、
結局は先週中痛みが続いて、かなり泣きそうでした。 体のどこかが痛くなる時は、後から考えると何かしら 原因があって、筋肉痛や捻挫や肩こりなんかでも、 「あー、そうそう。アレやってコレしたからだよきっと」 っていうのに思い当たるんですが、今回は不明のまま。 いったい何をすればこんなに痛くなれるんだ?でした。 痛みに耐えながら痛みを分析すると、どう考えても炎症を起こしている風です。 そういう時は揉んだり温めたりせずに冷湿布でも張ってみようかと思いましたが、 育児中に、ベビーベッドからの子どもの出し入れが原因の単なる疲労性腰痛を 自己判断で色々した挙句、1ヶ月間、半分寝たきり状態になった過去の悪夢を思い出し、 二日ほどは『ら・サロンパス』で様子を見ていましたが、一向に治る気配がなくって。 ふと目にしたCMに釣られて買ってきました…フェイタス。や~、効きました♪ 即効性があるらしく、張ったすぐから痛みが半分減った感じです。>私の場合はね。 張り替える度に、半減、半減、って。今朝起きたら、残りの軽い痛みも殆ど無くなってました。 どこかしらを気にしなくて良いってこんなにシアワセな事だったんだな~^-^ CMのコンセプトにまんまとはまった自分がちょいとナサケナイですが、ま。効いたから良し。 |
2006,10,15, Sunday
隔週日曜日の図書館参りを済ませた帰りに寄り道して、
K市役所の前にそびえる大きなイチョウの木の下で、 我が家の秋恒例の、銀杏拾いをしてきました。 イチョウの葉が金色に色付く季節のほんの少し前、 毎年鈴なりに実を付けてくれるこのイチョウの木とは、 20年来のお付き合い。今年もお裾分け頂きます。 拾ったばかりの銀杏は、黄色く熟した果肉に包まれたさくらんぼのような形です。 近所にこの木がある方はご存知と思いますが、何とも言えない強烈な臭気を放ってます。 果肉はワックスのような油分があって、素手で触ると後が大変な事になってしまうので、 落ちた実を拾う時や外側の果肉を処理する時には、ゴム手袋が必須ですから、 この時期は準備良く外科医のような薄い手袋をポケットにしっかり忍ばせてあります。 穴の開いていない事を確認済みのビニール袋に納得いくまで詰め込んだら、 匂いが車中に拡散する事の無いように、口をしっかり縛って家までお持ち帰り。 家に帰ってからは、速攻でベランダへ。数日そのまま置き、果肉を過熟させます。 みんなで食べる銀杏なのに、いつの間にか下ごしらえは私一人の役目になっているので、 顔を背けるようにしながらも、過熟した果肉を一粒一粒外して象牙色の固い殻をむき出し、 流水にさらして洗い、天日に干して乾かして、やっとココでお店で売っている銀杏の姿。 半分は殻を取って少なめの熱湯で茹でながら、穴杓子で転がし、薄皮を取り去って 細い串に数個ずつ刺したものを小分けして冷凍し、冬の間の煮物やおでんに使います。 半分はそのまま密閉容器に入れ、食べる分だけペンチで割って殻にひびを入れたら、 フライパンで塩炒りにして、食卓で翡翠色の中身を取り出しながら頂きます。 お店で買った方が実は大きいし、手は汚れないし、そう高い金額の物でもないのに、 なんでこんなに面倒なことしてるんだろ?って毎年思っているような気もしますが、 拾っている時の原始的な感覚がなんとなく楽しくて、つい毎年やめられずにいます。 |
2006,10,14, Saturday
スズメバチの活動もそろそろ一段落だろう、と見込んで、
久し振りにのんびり緑の散策に出かけてきました。 と言っても買い物のついでに遠回りしてぶらっと、 っていつものノリですから、準備もなく行ける所専門。 W大裏の湿地を巡るコースよりもう少し足を伸ばして、 いきものふれあいの里周辺をうろうろ新規開拓中です。 前回初めて来た時に拾った篠竹を車に常時乗せてあるのは、嫌いな蜘蛛の巣払い用。 カメラと共にしっかり握って、いくつかのコースの内から、今日は展望広場方面をチョイス。 無理をしてへばるのも癪なので、1回の散策はだいたい1時間程度と決めています。 狸や兎も住んでいると言うだけあって、道は細く、アップダウンが多く、野性味があります。 ここまできちんと『森』してるなら、もう少しきちんと装備をした方が良いかと思ったものの、 すれ違う人々も似たり寄ったり、足元のスニーカー以外は街歩きと変わらない格好です。 ご近所の方なのでしょうか、数人犬のお散歩中の方もお見掛けしたくらいですから、 こんなに鈍った体じゃなければ、たいして苦にもならない程度なのかもしれませんね。 や、昨日まで少し熱があったし、肩が炎症起こしてたし、と弁解しちゃったりして。 そんな軽めの山歩きでも、行き交う度に皆さん「こんにちは~」と声を掛けてくれるんです。 挨拶を返しながら、昔から伝わっている山のマナーって暖かいな、って嬉しくなります。 街を歩いている時には、知らない人への挨拶なんて絶対にしないですもんね。 写真はクサギ。夏の終わりに見た時には綺麗な花が咲いていたのに、 季節が変わってこんなに可愛い実を付けていました。 クサギを漢字で書くと『臭木』、花はとても良い香りだったのに何故?と思っていたら、 花をむしったり、枝を折ったりすると、凄く嫌な匂いを発するんだそうです。 一度チャレンジしてみたいような気もしますが、イメージが壊れるのもイヤだしな~。 |
2006,10,13, Friday
クリスチャンでもないのに気にするのはおかしいかな?
と思いつつも、何となくイヤな並びじゃないですか。 18日の日曜日も、25日の水曜日も同じ筈なんだけど。 今を遡る20数年前のお子様時代(いや、嘘ですてば)、 もの凄いトラウマを感じる事件があったんです。 私の13日の金曜日恐怖症の根っこは多分ココ。 時は夏真っ盛り。いつものように真っ黒になって遊び回り、家に戻ったのは夕暮れ時。 普段なら家人の誰かは帰っている時間なのに、珍しくその日は全員不在でしたが、 鍵っ子だったσ( ̄ー ̄ )は、平然と玄関の鍵を開け、家人の帰宅を待っていました。 TVを見たり、冷蔵庫を漁ったりして小一時間待ちましたが、誰も帰る気配がありません。 そのうちに急に外が暗くなったと思う間も無く、凄まじい夕立が始まりました。 いきなり大きな雷鳴が轟き、室内は真っ暗。どこかに雷が落ちたか、停電です。 台所の茶箪笥に入っているろうそくとマッチを取りに走り、慌てて火を付けました。 家族もどこかで雨宿り中なのか一向に帰ってくる気配も無く、心細さがどんどんつのります。 イヤだな~、早く誰か帰って来ないかな~、とバクバクする心臓の音を聞いているうち、 鼻の下に何か生暖かい物を感じました。「?」手でぬぐうと。。。鼻血ですT-T 今度は薬箱に走って行き、脱脂綿を丸めて鼻の穴に詰め込み、ソファに横になりました。 部屋の窓から外を見やると、遠くに見える鉄塔が稲光をバックに浮き上がって見えます。 大魔神やらゴジラやらがその鉄塔の向こうからズシンズシンと迫ってくる気がしてきました。 鼻血と涙で顔がぐしゃぐしゃ。「モーダメダー」と全てを諦めかけた時(子どもだから短絡的) 玄関が開いて、ずぶ濡れの叔母が駆け込んできました。彼女が女神様に見えましたよ。 しがみついて言葉にならない事情説明をぐだぐだとした後、やっと電気が点き、 鼻血の始末をして貰い、お風呂場に連れて行かれ、丸洗いされてどうにか落ち着いた頃、 「13日の金曜日だからね、ツイてなかったね」と笑いながら叔母が言った一言に、 その組み合わせは嫌な事が起きる日なんだ、って、インプリンティングされたようです。 今になっては笑い話の懐かしい思い出ですけど、少しだけ恐怖心残ってます^-^; |