Airy*Mint

　　　　　　　　

連日猛暑が続いていますが、8月8日は立秋。余りの暑さに秋の始まりなんて実感が全くないかと言えばそうでもなく、立秋当夜から鈴虫やこおろぎの声が聞こえ始めましたし、ふとした瞬間に吹く風がすいっと涼しかったりします。
人間は暑い暑いと悲鳴を上げていても、確実に秋がそっと忍び寄ってくる…日中の炎熱からは想像もつかないですけどね。

秋と言えば秋刀魚でしょ、と。例の角上から、蟹とかサーモンとか秋刀魚が安いよ～、とメールを貰って釣られました。最初は、先日の誕生日に蟹食べてないじゃん！(うちの食卓に蟹がのぼるのは家族の誕生日の回数に毛が生えた程度の頻度だしTT)と蟹目当てで行ったんですが、ふと見れば初物の秋刀魚の方が旨そげで、3尾を刺身用の三枚おろしに、3尾を塩焼き用に頭だけ取って貰ってお買い上げ。1尾120円は初物にしては破格値です♪
他にも色々買って、夕飯は蛸とサーモンの刺身と、秋刀魚にねぎとしょうが、味噌を加えてたたいた『なめろう』にしました。

秋刀魚の落とした部分とサーモンの端っこを刻んで猫サマたちにサービスのつもりでお出ししたんですが、ヒトたちが旨い旨いと喜んで食べているのを横目に、ちょいっとつまんだだけで殆どお残しになりました｡｡｡跨ぐんかい、おまいら｡｡｡


暑さにバテているのはベランダの鉢植えばかりではないだろうと、庭木に自家製の雨をプレゼントしたところ、お礼にこっそり綺麗な虹を見せてくれた、の図。

『暑くなる前の、朝早い時間に宿題を済ませてしまいましょうね』子どもの頃夏休み前のホームルームで毎年先生に言われてましたけど｡｡｡
せんせー、朝5時に起きても既に暑いです～。夜中も明け方も、暑くない時が無いですよ、今年は。
上着を持って寒い図書館に入り浸った受験生の夏が懐かしい～。今は省エネで、図書館も適温ですけど。

日中に比べればそれでもいくらかマシな早朝に、お弁当作りと平行してちょこっとしたおかずは作っておくことにしています。土・日に殆どの買い物をするので、それらの仕込みをするのは、足の早い生物以外は大抵月曜と火曜にまとめて。
昨日は魚を煮付けたり野菜の下茹で～冷凍をしたり。それから写真の [だすぃ] 作り。
キッチン周りの仕事を終えて、洗濯物も干して、ほっとひと息コーヒーを入れて、TVを点けて｡｡｡あら？何たるタイミングの妙！たまたま見たはなまるマーケットの山形特集の中で「だし」の作り方をやっていました。
これって山形の郷土料理だったんですね。昔新潟出身の友人から作り方を教わったので、てっきり新潟の食べ物かと思ってた。

TVでやった本場もののレシピとはやはり全く違いますけど｡｡｡うち風。
基本の材料：きゅうり、茄子、オクラ　調味料：酒、みりん、めんつゆ
他に茗荷、切り昆布、メカブ、おかか等、手元にある物を好みで適当に加えます。
オクラはヘタを取って板擦りし、沸騰した湯で3分間茹で、水を切って粗みじんに切る。
きゅうりと茄子を5mm角程度のさいの目に切り、熱湯にさっとくぐらせて取り出し、水切り。
好みの具材も適宜下ごしらえして、材料を全て容器に入れ、調味液をひたひたに注ぐ。
冷蔵庫で数日は保存可能ですが、うちでは食欲の無い時にご飯に掛けたり、冷奴に乗せたりと活躍して貰うので、保存する間もないほどです。
青森のお土産で貰う事のある「ねぶた漬け」なんかも似たような系統ですよね。

あ。そうそう。TVでは「だし」でしたが、うちでの呼び方は「だすぃ」なの。
何となくちょっと訛った郷土料理っぽい響きが好きで^-^；

一昨日、友人の息子からメールが届きました。
σ(￣∇￣ *)宛てに、若い男子からメール♪
ちょっと連絡が行き違っちゃってた同居Guyへの中間連絡係の要請だったんですけどね。一瞬嬉しかったり。
今日当事者たち二人が外で会った際、お土産に普通の南瓜と共に【そうめん南瓜】を持って来てくれました。
これ、我が家の食卓に登るのは初めてです。

スーパーの棚で何度かお会いした事はあるし、TVでもたまに食べているシーンなんかを見たことはあったんですが、茹でて中身の繊維状の物を食べると言う程度の知識しか無くて、茹で時間は？味付けは？ってな感じ。食べてみたいとは思ってもつい伸ばした手を引っ込めちゃっていました。

友人が程良く茹でてほぐすばかりに下ごしらえしてくれてあったので、今夜の夕食に早速頂きました。添えられたお手紙に、生姜醤油、ぽん酢、胡麻だれなどでとあったので、二つに盛り分け、一皿は胡麻だれ、一皿はおろししょうゆのノンオイルドレッシングで食べてみたところ、しゃきしゃきとした食感も楽しく、絶妙な美味しさでした。

写真左側は、友人お手製のそうめん南瓜のお漬物。これがまた旨い。こういう食べ方もあるんですね～、初体験の味に大満足しました。
ほぐした後の薄～く残った皮まで、小にゃんが美味しそうに舐めてました♪

夕飯、ひ～～～っさしぶりのカレーでした。
いやもー。この夏は暑過ぎて、とてもじゃないけどこれ以上の汗をかく気にはなれないってんで、さしものカレーマニアな同居人氏から「作って」コールが無いのをいい事に、カレー作りはご遠慮申し上げておりました。
台所に立って鍋から立ち昇る熱気を浴びる事に、本気で命の危機を感じましたもの。

ちょいっと気温が下がったし、たまたま冷蔵庫に具材も揃っていたし、んじゃ作るかね～。
下がったとは言え、まだ充分に蒸し暑い。なるべく早く煮える具材で、調理器具もテフロンコートの中華鍋を使う事にしました。深型のお鍋よりずっと調理時間を短縮出来ます。

ルーの箱に書いてある分量の水、玉ねぎの粗みじんとひき肉、人参のみじん切りを入れたら、コンソメ顆粒、胡椒、コリアンダー、ターメリック、ガラムマサラ…引き出しからスパイスを掻き集めてカレーに合いそうなのを適当に投入。次に大きめに切ったナスとマッシュルーム、じゃが芋も入れて蓋をしてじゃが芋が柔らかくなるまで火を通し、一旦火を止め、ざっとアクを取り、蜂蜜、ウスターソース、ケチャップ各少々、カレールーを入れてよく混ぜ、もう一度火を点けて茹でて冷凍しておいたオクラを入れ、温まったら出来上がり。

時間短縮とカレールー使用の手抜きカレーだけれど、色んなスパイスを入れる事で味に深みが出ます。気にならないならにんにくを半個ほどゴロゴロ入れても美味しい♪

8月も今日で終わり。待ちに待った夏は期待を遥かに上回る凶暴な暑さで、イメージを大きく損ねました。
28～32度程度の適温の晴天が7月中旬～9月中旬まで、っていう夏が希望だったんだけど。頼むからさ～、連日35度超えはもう勘弁してよね。
ここ数日天候が崩れ暑さはどうにかやわらいだけど、食欲は未だ回復せず、あっさり系に偏ってます。

友人との食べ物談義で豚冷しゃぶの話題が出た時、「お肉硬くなっちゃうんだよね～」とボヤキが入りました。え？特売のお肉でも硬くならないけど？
彼女の作り方は、お肉をぐらぐら沸騰しているお湯にさっとくぐらせて氷水で冷やす、だそうです。う～ん、ちいと違うねぇ。
うちでは前に書いたササミを茹でる時同様、お肉入浴中、って感じで加熱します。
香味野菜の切れ端を入れたお湯が沸いたら、殆ど消えそうに火を弱め、お肉を何枚か入れて泳がします。
事前に平たい皿に広げておいたお肉をお湯に入れ、焦らず白くなるまでくっつかないようにそっとお湯の中で揺らす雰囲気。
色が変わったらザルにすくい上げ、流水で表面を軽く洗い流し、水気を切り、盛り付けの時に氷を乗せて涼味をプラス。
写真のような薬味とともに、胡麻だれやノンオイルのおろしドレッシングで頂きます。
今日の薬味は、オクラ、茗荷、オニオンスライス、プチトマト、きゅうりの千切り。
もう少し「つるりんこ」の食感が良ければ、お肉に薄く片栗粉をはたいてから茹でると「つるっぷる」の口当たりが楽しめます。