2008,01,09, Wednesday
昨日の記事を書いた後も事態は一向に進展せず。お隣さんも何事かと外に出て来られたけど、なす術なく家に戻り、犬の騒ぎもそのまま。
洗濯物を取り込みにベランダへ出た際に猫を見ると、もう疲れて木に掴まっているのがやっとの様子。 朝から水も食事も摂らずトイレもせずストレスに晒されっ放しなので、無理もない話です。 助けてあげたいのはやまやまだけど、ベランダから何度呼びかけても小さな声で「ナーン」と返事するだけ。こちらに向きを変えるのもままならないようです。 板を担いできて、お隣の木に足場のようにして渡してみましたが目もくれない。 それでは下からと思っても、お隣は家より敷地が高い分塀の高さと言ったら軽くσ(^-^)の身長を上回っているし。。。どうしよう。 やるっきゃないと覚悟を決めて、別方向の低い(と言っても1m程)塀によじ登り、手に握った餌を見せて呼んでみても効果なし。更に大きく息を吸って渦中の木に掴まりながら高い方(約1,7m)の塀に登りました。やった!ここからなら手を伸ばせば捕まえられる。 片手で木に掴まったまま優しく猫なで声を掛けながらもう片方の手を伸ばし、半ば強引に彼を木から引き剥がしました。シギャーとかフギャーとかの修羅場もなく、大人しく肩の上に乗ってきてくれたので後は降りるだけなんですが…登る時は勢いで来たけど、降りるのって結構怖い。。。まして重たい大きな猫付きですから。 高い~低い~地面と必死で降りて、どうにかヒト猫共に無事生還しました。 病み上がりの体にはキツかったけど、すげぇ、オレまだまだ行けんじゃん<誰? いやマジ、「病み上がりの主婦、無茶をして塀から転落」なんてフレーズが一瞬頭よぎっちゃったもんで、地べたに足が着いた時は心底ほっとしました。 件の猫ですが、肩から下りてまたも塀に登り(いや~ん、何で懲りないのよぉ)、再度下から吠えられて、塀の上をまっしぐらにすっ飛んで逃げて行きました。足なんかとっくに痺れちゃってたんでしょうね、途中2回、けっ躓いたのをσ(^-^)は見た。 彼に、助けて貰ったと認識する能力があるとして…余りに慌てたのでお礼をし忘れましたとかで…死んだ鼠なんぞ持って来んじゃねーぞぉ! |
2008,01,10, Thursday
何でもかんでも人が持っている物にはもれなく反応し、人が食べている物はひと通り匂って、食べられると認識したら、くれーくれーと矢の催促…。
チョコレートであろうがコーヒーであろうが食べる唐辛子(これは多分中に混ぜてある海苔とおかかに釣られているのだろう)であろうがおかまいなし。 小にゃんの前では食事もオチオチ出来ません。 先日、掃除用に小分けしようと酢の瓶を手に持っている所へ、いつものように鼻歌交じりでスキップしながら(のよーに見えるの、歩き方が)近寄ってきた小にゃん。 当然のように蓋の開いた瓶に顔を近づけ、デカイ鼻の穴でフイッと匂いを吸い込み。。。途端、オェッ、ともクェッともつかぬ音を立てて後に飛び退きました。 おっ?ここまで強烈に嫌がる反応を見せたのは初めてのこと。これは使えます。 進入して欲しくない所や乗って欲しくない所に酢の匂いをたっぷり付けておけば、もう心配はしなくて大丈夫じゃん♪ 炊飯器の上でしょ?テーブルの上に、プリンタに、亀の水槽の上や鉢植えの土も。。。 いっとき頭の上に吹き出しに入った幸せの方程式が見えたような気がしたけど…ってか駄目だよねー。そんな事したら人間も酸っぱくて居られないや。ぬか喜びだった。 この拒否反応、梅干しにもやってました。大抵の猫が嫌がるみかんの皮も練り歯磨きもルーも「ふぅん」といなした小にゃんの弱点、有効活用したいんだけどなぁ。 |
2008,01,20, Sunday
小にゃんは、階段の昇降がとても上手です。物心ついて(と言うかは判らんが)歩き出した時から階段の存在を知り、違和感無く馴染んだ感じ。
人が半分あたりまで登った頃を見計らって下から急発進、ぶつかるでもなく器用に足元をすり抜け、あっと言う間に抜き去って一番上に到着し、へへん、と偉そうに見下ろします。あ、その態度、なんかムカッ。 猫又は対照的にどん臭くて、のったりのったり一段ずつウサギのように両足を揃えながら降りていくし、登りも一歩ずつ着地を確認しながら。 その慎重さの割にこちらの足の前でいきなり止まったりするもんだから、そのうちけっ躓かされて転がり落ちるんじゃないかと、ひやひやさせられっ放し。 前の家に猫又がやってきたのが生後3か月頃、それからの7年を平屋で過ごしたからでしょうか、どうも階段には苦手意識を持っているみたいです。 前の家から連れて来た、既に先立った2匹もやはり階段が苦手そうだったので、猫又だけが特別鈍いという事ではないのでしょうが、小にゃんのような芸当は無理そうです。 いや、むしろ小にゃんに、猫又氏のその落ち着きを見習って貰う方が嬉しいけどね。 |
2008,01,21, Monday
明日は雪が降るぞ降るぞ、って脅かされて、夕べは遅くまで窓外を何度も確認してから寝みましたが、今朝見れば雪が降った形跡は皆無。
今朝のお天気解説によれば、ありがたい事に通り道を逸れたとのこと。ぬか喜びならぬぬかドキドキで終わってほっとしています。 白い雪に覆われた街の風景も良いですけどね。 この辺は雪に慣れない土地柄、雪景色を綺麗と喜ぶ前に、転んでの怪我だったり車のスリップ事故や電車の不通の方が心配になります。 さらにうっすら積もった雪は車の轍によってあっという間にグチャグチャと汚いぬかるみに変身し、建物の影になった日当たりの悪い所はその泥水が何日も凍ったり解けたりを繰り返し、もう目も当てられない状況。 雪をかいたらかいたで、地面なんて空いてないから慣れないスコップ捌きで自宅の庭に放り込むんですが、これがまたいつまで経っても泥交じりの雪山のまま居残る。。。 う~ん、炬燵に入って湯豆腐突付き熱い燗酒をちびちびやりながら、雪見障子越しに眺めるだけが良いな~<使い古しのSceneだけど。。。 雪見障子の暖かい部屋まで、雪中を移動せずに如何にして辿り着くか…それが問題だ。 |
2008,01,22, Tuesday
一昨日の話を書いている際に、ふと懐かしい情景が目に浮かびました。前の家からこちらへ転居する際に、大変だった動物たちのお引越し。
近いのを幸い犬を1匹ずつ移動、次に猫たちはケージやバッグを使って、と車でピストン輸送をしたのですが、思えばその時最後まで前の家にしがみついて転居に抵抗したのが猫又でした。 理解出来ない状況に思いっきり怯えて、荷物を運び終えてガランとした押し入れの隅っこの真っ暗がりにたて籠もり、呼んでもその場を動こうとしない姿を見かねて手を伸ばした同居人氏の指に、恐怖のあまり今もうっすら残る傷跡が出来るほど噛み付いてみたり。 ようやくケージに押し込めて、膝に抱えて転居先(今の家)まで運びましたが、家についてケージを開けた途端、そこでもまたパニック。 先に来ていた他2匹の猫たちは、何を怖がるでもなくあちこち家中を探索したり、トイレや食器や水入れのチェックに忙しそうでしたが、一人猫又氏のみは玄関に近い小窓の枠に飛び乗ったきり微動だにせず、三日間じっと窓の外を見続け、ワタシハココニイマセン体勢です。 4日目に彼が覚悟を決めて床に降りた時は、家族全員の喝采を浴びて一件落着。 水飲み、トイレ、ご飯とへっぴり腰で歩き回る借りてきた猫的姿を見て、あの小さな体に受けたストレスたるや如何ばかりかと、うる目で、でも笑っちゃいました。 今ではそんな事があったのが信じられない寛ぎようですけどね~^-^; |