2007,09,20, Thursday
数日前に気付いたんですが、先住者(アメリカシロヒトリ)の居る桜の木に、新しい間借り人が来たようです。
ヒロヘリアオイラガという蛾の幼虫。早口言葉が苦手な人には若干呼び難い名前です。 この家は殺虫剤撒かないから、安心して子育てが出来るわヨ♪って蛾のママたちに口コミで広まっちゃったんでしょうか。目に付いた限りでもコレで3種めです。 アメリカシロヒトリは毒も無いし、ママもふんわり真っ白な縫いぐるみかと思うような美しさだから、居付かれてもどうと不愉快じゃないんです。 ヒロヘリアオイラガは外見の可愛らしい色使いは世を忍ぶ仮の姿で、チクチクの棘に触ると、電気が走るほど痛いそうです。こちらもママは緑と茶のシックな装いの蛾なので、まあ、とっとと大きくなって飛んで行ってちょうだい。生まれ故郷に帰ろうなんて恩知らずな事は考えないよーに!と触らないように気を付けながら静観するつもりなんですけどね。 問題は春に駆虫した山茶花に最近ほんの数匹ながら再発生したチャドクガ。コレばっかりはやはり駆除しなきゃ駄目かな~。あの痒み…思い出すのも辛いし。。。 とは思っても、風にフワフワと毛を靡かせながら、みんなで揃って頭ふりふりダンスしている図なんて、それはそれで可愛いいし、駆除したっていたちごっこだから羽化して去っていくのを山茶花に近寄らないようにしてじっと待つか。う~ん、悩むなぁ。 |
2007,09,22, Saturday
蛾の幼虫ばかりが我が物顔に占拠していたベランダに、やっとまとも(?)な訪問者到来です♪
これはアゲハ蝶の幼虫。鳥の糞のような外見からは、あんなに立派な綺麗な蝶に変身するなんてさらさら想像つかないですけどね。 目に付いた範囲では3匹の幼虫が、地味~に食べているのはルウの葉っぱ。香りは勿論好物の柑橘系です。 やっと蝶の幼虫のお出まし♪と喜んでばかりいられない問題が、このルウの小ささです。 細い枝の先に申し訳程度に付いている葉では、3匹の幼虫が大きくなるための食料を供給するには荷が重過ぎます。ぷっくり太った愛らしい芋虫ちゃんに無事育って貰うためには、葉っぱがまったく足りそうにもありません。 どうしよう…他の柑橘系の葉っぱを持ってくれば代用が利くんだろうか?それとも生まれて最初食べたこのルウでなければ食べないんだろうか? 3匹揃って無事に飛び立って行ってくれる事を願ってはいるんですが。。。 |
2007,09,30, Sunday
昨日より気温が更に下がり、冷たい雨の一日でした。
明日が衣替えだっては判ってますけど、んな急に11月中旬並みになるこたぁないじゃないか! 夏が滅法遅く7月中は肌寒い日まであったから、合物の薄手長袖しまったのって正直ついこの間な感じなのに、昨日辺りから慌てふためいてその箱引っ張り出している始末。いや寧ろ冬物が欲しい。 ベランダのアゲハの幼虫が鳥糞状態を卒業し、鮮やかな黄緑の可愛いイモちゃんに成長しましたが、案の定細っこいルウの枝では成長期の食欲を満たす事は無理な様子。 先に大きくなったいくつかは、もう一本の枝分かれした方へ幹伝いに移動して行きました。そちらも早晩食べ尽くされそうな雰囲気で、どこかから柑橘系の枝を調達してきて差し上げたいのはヤマヤマだけど、一体自然の生き物にどこまで手を貸して良いものやら。 餌も少ないうえにいきなりの寒さに晒される自然の生き方と、箱に入れられふんだんに食べ物を与えられる生き方と、ムシに聞いたらどちらが良いと答えるんだろう。 ※写真は先日河川敷で見かけたセスジスズメ(多分)の幼虫。親御さんはその辺に普通に居るどってことない蛾ですけど、お子さんはいやにセンスがお宜しい。ムシの世界にはそういう期待を裏切るようなのが結構多いです。鮮やかな幼虫がつまんない蠅みたいのに変身しちゃうハバチとか。人間でも、えらい可愛かった子が大きくなったらどってことなくなっちゃったってのも良くある話ですけどね。 しばらく色々試してみたんですが、朝から目にしたくもないヒワイなのとか、さもしいようなものばかり届くようなので、トラックバックの受け付けを当分休止しようと思います。受け付けると書いたブログポリシーの記事は、数日中に行うアップデートの際に修正予定です。 |
2007,10,14, Sunday
ベランダの西側ラティスを覆い尽くす勢いの五葉アケビは、いつまで待っても実を付けません。
自家受粉をしないので、三葉のアケビを近くに植えないといけないのだけれど、今までに数回植え付けた三葉アケビの苗は何故か育たずに枯れました。 それ以来、どこか近所で植えてくれればオコボレが…と期待してるんですが、虫が良すぎるかな? そんな実らぬアケビにも毎年やって来るアケビコノハの幼虫が、今年もモリモリと葉っぱを召し上がっていらっしゃいます。もうお馴染みさんで、夏のうちから葉の中を覗き込んで探し、見つかるとほっとするほど来訪が楽しみになっちゃいました。 こいつの親御さんはヤガの一種の結構大きめな蛾なんですが、産卵に来る姿は見かけた事がありません。いつのまにかこっそり庭にやってきて、そぉっと卵を産んでいくんでしょう。 枯葉のような前翅を広げると、中に鮮やかなオレンジに黒い模様を配した後ろ翅、頭にはカブトムシの角に似た突起、とお子さんに負けず劣らずユニークなお姿とのことなので、是非一度お目にかかりたいものです。 いや、実が生ってくれればもっと嬉しいけど。。。 |
2007,10,18, Thursday
小にゃんが家に来て4か月半が過ぎました。
大きな毛虫のようだった体つきもすっかり猫らしく成長し、今では猫又の3分の2程の大きさになり、不細工だった顔もちゃんと猫らしくなってほっとしています。 足がすらりと長いので、体高に到ってはほんのちょっと猫又に負けているだけ…短足の猫又の嘆息が聞こえてくるようです。不憫だな~^-^; そんな大きさになっても、性格は赤ちゃん猫の頃からあまり変わっていないようで、人の肩は飛びつく台、足は巻きつく棒、としか認識していない模様です。 こちらの行動は逐一彼の興味の対象らしく、料理をしていればシンクのふちに飛び乗って包丁や食材が忙しく動く様子を食い入るように見つめている、と思うと次の瞬間は肩に飛び移って肩乗り猫と化し、鍋の中でぐつぐつ煮える具材や立ち昇る湯気をまじまじ眺めます。 トイレに入ればお約束のように付き従い、便座を覗き込んで水が流れるのを確認してから退出。見てなくてもちゃんと流すって。 お風呂は…苦手の様子。今家の中で唯一のんびり寛げる場所は浴室だけのようです。風呂から出た途端、『ほれ、まだ濡れてるじゃん!』と洗い髪を舐めに飛んで来ますが。 今のところ一番ありがた迷惑なのは、未だに止めようとしないちゅぱちゅぱ。 殊にキーボードを打っている時の左手がお気に入りで、膝の上から手を伸ばして必死に手繰り寄せ、音を立てて吸い付いてきます。 服はよだれでべちょべちょになるし、片手打ちでははかどらないしで迷惑この上ないのですが、半眼になって恍惚の表情を浮かべている姿を見ると、親から早くに引き離された反動だろうか、と追い払う気も失せてしまいます。<馬鹿飼い主。 いずれ全て卒業する頃には、きっと寂しくなるんだろうな~。 |