背中
オーブリエチアほぼ二週に一度の図書館通いの話は度々書いてますが、今回はこの頃図書館で見かけた、困ったちゃんな親の話題を二つばかり。
咳払い一つも気になる静けさ、なんて言うのは過去の話で、最近の図書館は辺り憚らぬ話し声や携帯電話の着信音で随分賑やかです。
冗談抜きにオチオチ本も読んでいられないほど。

書架に挟まれた通路の反対側から、およそ図書館らしくない音がガタガタバタバタと聞こえ、しばらくして男性の野太い声が聞こえて来ました。どうやら子どもを叱っているらしい。「~じゃないって言ってるだろ!~ろよ!」なんとも怒鳴り声がデカイ。
そのうち途中から子どものぐずる声も聞こえて来るし、気になって仕方がない。
本を探すフリをしながらオソルオソル反対側に回って様子をみると、父親が子どもの手を掴んで、出口の方へ無理やり引き摺って行く所でした。
振り返ってこちらに気付くと猛スピードでダッシュ。見る間に視界から消えました。
後に残ったのは、棚に乱雑に押し込まれた本や、書架から投げ出されたままの本の山。
慌てて飛んで来た司書さんと一緒に片付けたけど、お父さん、君のした事は間違ってるよ。
子どもだからねー、おいたが過ぎる時もあるけど、父親が片付けろと怒鳴るでなくまして逃げるでなく、黙々と片付ける姿を見せたら、子どもが何かを学ぶ良い機会だったのにね。

もう一人気になったのは、感情表現豊かに、大きな声で読み聞かせをしていたお母さん。
子どもに読み聞かせをするのはとても良い事だと思うし、自分もやってきましたけど、電車の中や病院の待合室など公共の場所で読み聞かせる時には、耳に口を寄せるようにして小さな声で読み聞かせ、他の人の迷惑にならないように心がけたつもりです。
元気で明るくて、聞いているこちらも楽しくなっちゃうんですが、ここ、図書館です。
図書館では大きな声を出してはいけません、ってそこに張り紙があるでしょ?

この国の将来は…なんて大人のボヤキを吐く柄じゃないけど、そんな背中を子どもに見せて良いのかな?とちょっと気になったオハナシ。
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| ワタクシゴト::戯れ言三昧 | 10:35 PM | comments (0) | trackback (0) |
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