2008,01,22, Tuesday
一昨日の話を書いている際に、ふと懐かしい情景が目に浮かびました。前の家からこちらへ転居する際に、大変だった動物たちのお引越し。
近いのを幸い犬を1匹ずつ移動、次に猫たちはケージやバッグを使って、と車でピストン輸送をしたのですが、思えばその時最後まで前の家にしがみついて転居に抵抗したのが猫又でした。 理解出来ない状況に思いっきり怯えて、荷物を運び終えてガランとした押し入れの隅っこの真っ暗がりにたて籠もり、呼んでもその場を動こうとしない姿を見かねて手を伸ばした同居人氏の指に、恐怖のあまり今もうっすら残る傷跡が出来るほど噛み付いてみたり。 ようやくケージに押し込めて、膝に抱えて転居先(今の家)まで運びましたが、家についてケージを開けた途端、そこでもまたパニック。 先に来ていた他2匹の猫たちは、何を怖がるでもなくあちこち家中を探索したり、トイレや食器や水入れのチェックに忙しそうでしたが、一人猫又氏のみは玄関に近い小窓の枠に飛び乗ったきり微動だにせず、三日間じっと窓の外を見続け、ワタシハココニイマセン体勢です。 4日目に彼が覚悟を決めて床に降りた時は、家族全員の喝采を浴びて一件落着。 水飲み、トイレ、ご飯とへっぴり腰で歩き回る借りてきた猫的姿を見て、あの小さな体に受けたストレスたるや如何ばかりかと、うる目で、でも笑っちゃいました。 今ではそんな事があったのが信じられない寛ぎようですけどね~^-^; |